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リフレク 1スレ目 566~ 俺「ストライクウィッチーズ?」より 作者:ID b4c5/xX80 566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 12 37 19.66 ID b4c5/xX80 ミーナ「・・・・・・というわけで、今日から皆さんの仲間になる俺さんです。詳しい紹介は本人からお願いします」 俺「改めて、この501に配属されることになりました、俺です。 ここに来る前は2年ほど、第31統合戦闘飛行隊アフリカ・・・・・・ストームウィッチーズに所属し、戦闘に参加していました。 階級は少尉。至らない点が多いかと思われますが、ご容赦くださいますよう、よろしくお願い申し上げます」 宮藤(しっかりしてる人だな・・・・・・) 俺(はぁ・・・・・・疲れた) ミーナ「彼は男性のウィッチということで、皆さんも慣れない点が多いかも知れませんが・・・・・・」 ゲルト「おいミーナ!なんで今更こんな奴を迎え入れる必要があるんだ!? 戦力なら私たちで十分だろう!ましてやそれが男など・・・・・・」 俺(あー・・・・・・あれがバルクホルン大尉か、聞いた通りだな・・・・・・) 589 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/20(月) 19 05 03.92 ID 6+ygFTso0 ミーナ「落ち着いて、トゥルーデ。確かにあなたの言うとおりでもあるのだけれど、これは上層部からの命令でもあるの。 勿論、彼をうちに引き入れた理由はそれだけではないけれど、今はできるだけ部隊内での争いは避けて頂戴」 ゲルト「ぐぬぬ・・・・・・」 エーリカ「別にいいじゃんかー。男のウィッチって珍しいし、私も興味あるし」 俺「・・・・・・」 ミーナ「それでは、俺さんは私が部屋まで案内します。では、解散」 590 :あまり期待はするな[sage]:2010/09/20(月) 19 10 22.35 ID 6+ygFTso0 ミーナ「ここがあなたに使ってもらう部屋です。最低限必要なものはこちらで用意しました。 他に必要なものがあったら遠慮せずに言ってください」 ミーナ「あと、これは言わなくてもわかっていることだと思いますが 基地内ではモラルに則った行動をお願いします」 俺「・・・・・・了解」 ミーナ「では、その他の施設の案内は・・・・・・あ、宮藤さん!」 宮藤「はい?」 592 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 19 16 16.44 ID 6+ygFTso0 宮藤「・・・・・・ここが食堂です。朝昼晩の食事は皆揃ってここで食べます」 宮藤「食事当番が割り当てられてられているんですけど、多分俺さんは関係ないので大丈夫だと思います」 宮藤「ここがお風呂です。俺さんは・・・・・・どうすればいいんでしょうか」 俺「俺は思春期の中学生じゃないから」 宮藤「・・・・・・?」 593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 19 18 12.80 ID 6+ygFTso0 宮藤「ここが格納庫です。俺さんのストライカーユニットは・・・・・・」 俺「お、あったあった」 宮藤「私たちのと形が違う・・・・・・」 俺「これは上の人に頭を下げて作ってもらったものなんだ。 既存の魔導エンジンを改造して、少ない魔力でも十分な速度を得られる。 よって長時間飛行することが可能なんだ。勿論、速度面にも優れていて フルパワーで飛べばイェーガー大尉のP-51と同等かそれ以上のスピードを得られる。 高高度性能は若干不足気味だけど、これは軽く弄れば問題はなくなる。速度は多少落ちてしまうけどね。 問題は機体強度なんだけど、これは・・・・・・」 宮藤「は、はぁ・・・・・・」(さっぱり分からないよ・・・・・・) 594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 19 24 41.75 ID 6+ygFTso0 1時間後 俺「ごめんごめん。つい夢中になって話しちゃったよ」 宮藤「いえ、いいんです・・・・・・」 ゲルト「二人とも、何をやっている!もう昼だぞ。さっさと食堂に来い!」 宮藤「は、はい!」 俺「はいはいー」 ゲルト「っ・・・・・・おい、俺。なんだその返事は」 俺「え?」 ゲルト「上官に向かってその返事は何だと聞いている!」 俺「はぁ、すみません」 ゲルト「っ!・・・・・・とにかく、さっさと来い」 595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/20(月) 19 25 11.92 ID Z0jUx1g60 俺がウザいw 596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 19 30 12.68 ID 6+ygFTso0 ゲルト(全くなんなんだあいつは!あの腑抜けた態度・・・・・・ええい思い出すだけで腹が立つ!)ガツガツ ゲルト(それにあんな男をうちに入れる上層部もどうかしてる!)ガツガツ ゲルト(ミーナこそ、何故断らなかったんだっ。もしあんなことやこんなことがあったら・・・・・・)ガツガツ シャーリー「今日は良く食うなーバルクホルン。何かあったのかー?」 ゲルト「おかわり!!!」 宮藤「は、はいぃ!」 597 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 19 34 59.46 ID 6+ygFTso0 俺「うめー」モグモグ ゲルト「・・・・・・」キッ 俺「?」 ゲルト「・・・・・・」ブツブツガツガツ 俺「・・・・・・うん、うまい」モグモグ シャーリー(なあ、宮藤)ヒソヒソ 宮藤(なんですか?)ヒソヒソ シャーリー(お前、今日俺とかいう奴の案内してただろ。バルクホルンと何かあったのか?)ヒソヒソ 宮藤(さぁ・・・・・・あ、でも態度がどうとかって怒ってました)ヒソヒソ シャーリー(へぇ・・・・・・)ヒソヒソ 598 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 19 41 02.20 ID 6+ygFTso0 宮藤(そういえば、俺さんストライカーユニットに詳しそうでしたよ)ヒソヒソ シャーリー(なに?)ヒソヒソ 宮藤(俺さんのストライカーユニットについて一時間くらい語られました・・・・・)ヒソヒソ シャーリー(なるほどな・・・・・・)ヒソヒソ エーリカ「ねぇねぇ」 俺「はい?」 エーリカ「ストームウィッチーズってことは、マルセイユと一緒だったの?」 俺「お知り合いなんですか?」 エーリカ「昔、私も同じ部隊にいたからねー」 俺「そうなんですか・・・・・・」 俺「そうですね。あの人は本当に凄いですよ。流石人類最高ですね」 俺「まあ、ちょっと変わったところもあるんですけどね。あ、これは本人には言わないでくださいね」 エーリカ「あっはははは」 600 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 19 45 53.04 ID 6+ygFTso0 食後 シャーリー「おーい、俺ー」 俺「なんです?」 シャーリー「ちょっと付き合ってくれないか」 俺「はぁ、わかりました」 603 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 19 48 45.12 ID 6+ygFTso0 格納庫 俺「何をするんです?」 シャーリー「お前、最近飛んでないだろ?」 俺「まあ、それはそうですが」 シャーリー「よし、ならさっさと準備しろ」 俺「え?」 シャーリー「おいおい、わかってるだろー?飛ぶんだよ、軽いテストみたいなもんだよ」 俺「はあ・・・・・・でも、いいんですか?許可もなしに」 シャーリー「細かいことは気にしない気にしない!ほらさっさとしろ」 607 : 604命令無視のない501なんて501じゃない。だろ?[sage]:2010/09/20(月) 20 06 31.08 ID 6+ygFTso0 ルッキーニ「んむぅ・・・・・・ん?なにやってんの、シャーリー?」 シャーリー「おお、ルッキーニ、お前も一緒に飛ぶか?」 ゲルト「おい、何をしている!」 シャーリー「やっべー、見つかっちまった。行くぞ!俺!!」ブォォォォォ 俺「了解!」ブォォォォォ ゲルト「あっ、おい!待て!!・・・・・・お前も何をしている、さっさと戻れ」ガシッ ルッキーニ「わっ、・・・・・・うじゅー・・・・・・」 ゲルト「ちっ・・・・・・」ブォォォォォ 608 :5分くらいの間隔で投下していくけどもっと早いほうがいいですか[sage]:2010/09/20(月) 20 12 36.69 ID 6+ygFTso0 ギューン シャーリー「ほぉ~、なかなか速いじゃないか」 俺「そちらこそ」 ゲルト「おい!お前ら!!さっさと戻れ!!軍規違反だ!!」 シャーリー「来た来たっ。しっかりついてこいよー!」ギューン 俺「言われなくてもっ!」ギューン ゲルト「くっ・・・・・・」 ギューン 611 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 20 17 36.36 ID 6+ygFTso0 ギューン シャーリー(思ってたよりかなり速いな・・・・・・)プスプス シャーリー(こっちは限界が近いな・・・・・・) 俺「もしかして、もう限界ですかー?」 シャーリー「なんだとぉー?」 俺「このままだと置いていきますよー!」プス 俺(ちょっとやばくなってきたかな) シャーリー「まだまだっ・・・・・・うおっと」ガタッ 俺「っ!・・・・・・」ギュイィン 612 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 20 23 03.07 ID 6+ygFTso0 俺「大丈夫ですかっ」ダキッ シャーリー「おっと、すまんな。どうやら今回は私の負けのようだ」 俺「またやるつもりですか?ま、別にいいですけど」 シャーリー「今度こそ・・・・・・っと、あの方のお出ましだ」 ギューン ゲルト「!!!・・・・・・お、ま、え、らっ・・・・・・」 シャーリー「こりゃ後が大変になりそうだ」 俺「誰のせいですか」 シャーリー「お前だって乗り気だっただろー?」 俺「否定はできませんね」 シャーリー「あとお前、案外大胆なんだな」 俺「・・・・・・言わないでください」 613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 20 25 08.41 ID 2JYh81sq0 支援 614 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 20 28 52.53 ID 6+ygFTso0 ミーナ「・・・・・・あなたはしっかりした人だと思っていたけど」 俺「すみませんでした!」 シャーリー「けしかけたのは私だ。俺は悪くない」 ミーナ「・・・・・・初日からこのようなことが起こったのは残念だけど、罰はしっかりと受けてもらいます。 俺さん、及びシャーリーさんには1週間のストライカーユニットによる飛行禁止を命じます 以後、気をつけるように」 シャーリー「・・・・・・へ~い」 ミーナ「下手したら大きな事故に繋がるところだったのよ。しっかりと反省なさい」 615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 20 34 13.62 ID 6+ygFTso0 シャーリー「何も一週間も禁止にすることないよなー」 俺「今は大人しくするしかないでしょう」 俺(あの時のこと、バルクホルン大尉には見られたんだよなー) 俺(変な風に報告されてなければいいけど・・・・・・) ゲルト「おい俺、ちょっと来い」 俺「っはい!」 シャーリー(ご愁傷様~) 俺(誰のせいですか・・・・・・) 616 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 20 37 30.24 ID TVZHU4ty0 4円 617 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 20 38 53.56 ID 6+ygFTso0 ゲルト「・・・・・・」 俺「・・・・・・」 ゲルト ピタッ 俺 ピタッ ゲルト フゥ―― 俺(・・・・・・まずい) ゲルト「・・・・・・ふぅ」 俺(お?) 618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 20 43 35.87 ID 6+ygFTso0 ゲルト「・・・・・・俺」 俺「・・・・・・はい」 ゲルト「私が今、何に対して怒っているかはわかるな?」 俺「・・・・・・、はい」 ゲルト「・・・・・・まあ、なんだ。あの時はああしていなければあのリベリアンも危なかっただろう。 お前のしたことは別に悪いことじゃない。」 ゲルト「無許可飛行をしたことは立派な軍規違反だが」 俺「はい・・・・・・」 ゲルト「だが、今後あのようなことがあれば・・・・・・容赦しないぞ」 俺(予想以上に怖いな) ゲルト「返事は!!」 俺「っはい!!」 619 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 20 44 04.54 ID aLdGGvxUP 賢者…… 620 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 20 48 07.89 ID 6+ygFTso0 夜 自室 俺「初日から違反してしまうとは・・・・・・まあいいか。寧ろ罰は軽いほうだろう」 俺「・・・・・・そういえば風呂入ってないな」 俺「・・・・・・誰もいないよな」 風呂 俺「失礼しまーす・・・・・・」カチャ 俺「・・・・・・誰かの着替えがあるな」 俺「失礼しました・・・・・・」カチャ 621 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 20 50 59.93 ID aLdGGvxUP 裸の付き合いもとい突き合いか 624 :二度目のさるさん[sage]:2010/09/20(月) 21 04 41.69 ID 6+ygFTso0 俺「お邪魔しまーす・・・・・・」カチャ ハッハッハー ガラガラッ 俺 ガチャッ シャーリー「ははーん・・・・・・」 ルッキーニ「???」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 俺「流石にもう誰もいないだろ・・・・・・」 サーニャ「あっ・・・・・・」 俺「あっ」 俺「リトヴャク中尉、これから夜間哨戒ですか」 サーニャ「え・・・・・・えぇ・・・・・・」モジモジ 俺「?」 627 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 21 08 43.39 ID 6+ygFTso0 俺「あの・・・・・・」 エイラ「あっ、サーニャ・・・・・・っておい、オマエ」 俺「あ、ユーティライネン中尉」 サーニャ「エイラ・・・・・・」 エイラ「サーニャにナニをシター!」 俺「えっ、俺ですか?」 エイラ ガルルルルル 俺「いや、あの」 サーニャ「エイラ、俺さんは何もしてないわ」 エイラ「そ、ソウカ・・・・・・」 サーニャ「すぐに怒っちゃ駄目よ、エイラ」 エイラ「わ、わかったよ・・・・・・」 俺(なるほど) エイラ キッ 俺 ビクッ 628 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 21 13 35.55 ID 6+ygFTso0 俺「ふぁ~、あふ・・・・・・」 俺(さっさと風呂入って寝よ・・・・・・)カチャ ゲルト ビクッ 俺 ボーッ ゲルト・俺「なっ・・・・・・」 ゲルト「おい・・・・・・お前・・・・・・ふ、ざ、け、る」 俺「・・・・・・失礼しまし」 ゲルト・俺「なああああああぁぁぁぁぁぁ!!(たああああぁぁぁぁぁぁっ!!)」ガチャッ 629 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 21 15 47.40 ID aLdGGvxUP お約束ですね 630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/20(月) 21 18 38.58 ID 6+ygFTso0 俺(流石に追ってはこない・・・・・・よな?)ドドドド・・・ ゲルト「待てええええぇぇぇぇい!!」ドドドド 俺(来てるううぅぅぅぅぅぅ!!??) 俺(ってか着替えるの早いだろぉ!!) 俺(あれ、よく見たらボタン上の方閉めてないし・・・・・・) 俺(ちょっと見えちゃってるし・・・・・・揺れてるし・・・・・・) ゲルト「許さんッ!許さんぞぉッ!!」 俺(本人は気づいてないのか・・・・・・)ゴツッ 俺「痛っ!」 ゴゴゴゴゴゴ 俺(嗚呼、きっとこれは俺に相応しい最期だろう・・・・・・) 631 :そろそろ弾切れが近づいてきた[sage]:2010/09/20(月) 21 23 40.96 ID 6+ygFTso0 翌朝 俺(昨日は酷い目にあった・・・・・・)トボトボ 宮藤(あ、俺さんだ) 俺 トボトボ 宮藤(・・・・・・どうしたんだろ。あっ)サッ ミーナ「あら、おはよう、俺さん」 俺「おはようございます。ミーナ中佐」 ミーナ「酷いクマね・・・・・・。よく眠れなかったのかしら」 俺「いえ、ご心配なく」 ミーナ「・・・・・・無理もないわね。でも、すぐに慣れると思うから」 俺「はい、お気遣いありがとうございます」 632 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/20(月) 21 28 31.27 ID afdmiPlx0 ④ 633 :そろそろ弾切れが近づいてきた[sage]:2010/09/20(月) 21 28 56.45 ID 6+ygFTso0 ペリーヌ「あら、おはようございます。俺さん」 俺「おはようございます。クロステルマン中尉」 ペリーヌ「酷いクマですわね」 俺「中佐にも言われました・・・・・・」 ペリーヌ「こればかりは慣れるしかないですわね」 俺「はい」 宮藤(・・・・・・) 宮藤 ハッ 宮藤(なんで私、尾行なんてしてるんだろ・・・・・・) リフレク2へ続く
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※ これは投下時に安価を取り紹介するウィッチを指定してもらって書いた即興作です 伯爵「やあみんなこんばんは! さぁやってまいりました『そっきょうのウィッチ』のコーナーだよ! お伝えするのは、なんでカールスラントは同性婚が認められないのか理解に苦しむよね、ウィッチへの愛の第一人者ヴァルトルート・クルピンスキーと」 俺「よおみんな! 扶桑の友人にウィッチのいろんな情報を送ってもらったら検閲に引っかかりまくってスパイ容疑で事情聴取されたよファック! 女性俺も大好きだよ、俺だ!」 伯爵「さーて俺。今日もがんばろうか!」 俺「そうだなー、と言いたいところなんだが……」 伯爵「どうしたんだい?」 俺「第一声は俺の仕事のはずじゃなかったっけ!? なんで取るの!? ただでさえこの作品は『伯爵www』『伯爵まじ淑女w』『伯爵って実はよかったんだな知らなかった……』『フェデリカさんktkr』とかで俺の存在感薄いのに、これじゃいる必要ないじゃん!?」 伯爵「あははっ、まあまあしょうがないよ。だってこんなラジオは視聴者もウィッチ好きなんだから、ボクみたいなウィッチが始めた方がいいじゃないか」 俺「いや、それは正しい気がするけどさぁ……一応皆勤賞だよ俺? なんなのこの扱い?」 伯爵「まぁ、それは作者の思いつきだからね。諦めて」 俺「ひでぇよ……」 伯爵「どんまい。さて、気持ちを入れ替えて、今日紹介するウィッチは――、とっても常識人で、普通の女の子っぽさが素晴らしいよね! リベリオンの良心、ジェーン・T・ゴッドフリー大尉さ!!」 俺「おおっとなんということでしょう! 二回連続で504だあああああ!」 伯爵「いやぁ、ボクもちょっと予想外だね。まさかジェーンちゃんが来るなんて」 俺「おいおい、どんなウィッチも愛してるんじゃなかったのかい?」 伯爵「そりゃそうだよ! ボクは当然みんな愛してるさ! だけど、やっぱり世間的に有名なのとかがあるからね」 俺「ああ、確かにまあそうだな。特にジェーンの場合、相方が、な……」 伯爵「そうだよね。ドミニカ君のキャラが強すぎるから霞そうと言えば霞そうだけど」 俺「だが、それがいい」 伯爵「そう! ドミニカ君がいるからこそ、ジェーンちゃんの魅力も引き立ってると言っても過言じゃないんだ!」 俺「早くそのことを語りたいけど、そのためにはまずジェーンについてよく確認しないとな」 伯爵「そうそう、まずジェーンちゃんは、統合戦闘航空団に入るくらい優秀なウィッチの中では珍しく、特に軍隊に入る強い意志を持っていたわけじゃないんだ」 俺「普通の平凡な中流階級に生まれて」 伯爵「学校に通って」 俺「またまた普通に上級学校に進学するつもりだったんだが……」 伯爵「ここで人生のトラップカードが発動!」 俺「なんと軍の適正試験で好成績を出してしまったんだよな。今までウィッチもいなかった家系だし、家族や親戚は驚いただろうなぁ」 伯爵「それで、リベリオンの都会っ子は陸軍航空隊のウィッチ訓練学校に入学することになったってわけだね」 俺「ああ、人生本当になにが起こるかわからないもんだ」 伯爵「ただ、ウィッチになる気のなかった子が適正が高いからって戦争に駆り出されるのはどうかとはボクは思うけどね」 俺「そこんところは、また戦争の闇だろうな。まあ某赤い帝国みたいに部隊に実戦経験者が二人で、銃は二人に一丁とかじゃないだけましとうことで」 伯爵「というわけでみんな! こんな作品でもさらっと戦争の怖い部分が現れてるんだよ、戦争はダメだからね、絶対に!」 俺「さて、暗い話題はおしまいだ! あれやこれやでレールを目の前に敷かれ、しかも背中をどんと押されその上を走らされることになったジェーンなんだが」 伯爵「最初はね、やっぱりそんなにやる気がなかったのかなぁ。優秀だけど積極性に欠けるって評価だったんだよね」 俺「まあ、しゃーないんじゃない?」 伯爵「でも、ここらへんもなんだかんだでジェーンちゃんらしくない?」 俺「なんで?」 伯爵「だってさ、やる気がないなら優秀な成績残さなければいいのに、目立たないとは言え、優秀だったんだよ」 俺「確かに」 伯爵「それってつまり、やっぱりジェーンちゃんは真面目なんだなぁって思うよね」 俺「そうだなー、もしかしたら周りの『航空ウィッチになるぞ!』って感じの雰囲気にのまれて、なんか真面目にやっちゃいましたってオチかもしれんけどな」 伯爵「それはそれで、流されやすいジェーンちゃんかわいいよ。ふふっ、ドミニカ君という人がいながら、心は拒んでもその身は流されていく……」 俺「『そ、そんなダメです! わ、私には大将が……』」 伯爵「『ふふっ、その割には逃げようともしないじゃないかい』」 俺「『そ、それは……』」 伯爵「『ほら、おいで……』 って感じになりそうだよね」 俺「あー、あのちょこんとした感じの体抱きしめて―」 伯爵「……」 俺「どうした?」 伯爵「……いや、今日は止めないんだなぁ、って」 俺「ああ、めんどくさくなってさ。止めないで乗ることにした」 伯爵「あ、そうなの?」 俺「うん」 伯爵「じゃあ、これからは遠慮しないで全力で行っていいよね!」 俺「え?」 伯爵「さーて、やる気がもっと出てきた! とりあえず、訓練校を出て少尉任官した彼女は、ブリタニアに援軍で送られたんだ」 俺「嫌な予感する……いいや、かんがえるのをやめよう。ここでも、とりあえず淡々と任務をこなしてたわけだ」 伯爵「そしたら、ここで人生第二のトラップカードが発動!!」 俺「ドミニカ・S・ジェンタイル大尉の僚機に任命されるというイベントか……」 伯爵「そう、ここで奇跡の夫婦が誕生したわけだよね」 俺「最初はまぁ、戸惑ってジェーンだけど、その後は……まぁみんなの知っての通りだな」 伯爵「ドミニカ君に振り回されつつも、彼女を支える……いいお嫁さんだなぁ、ボクも欲しいな」 俺「俺も欲しい。なんつーか、こう『こらー!』とか言って無茶を止めてくれながらもいつも後ろをついてきてくれる感じが……いい!」 伯爵「ちょっと、わざと無茶なことして困らせてあげたくなっちゃうよ。それで『もう知りません!』みたいに拗ねたところで」 俺「私怒ってます、とばかりに背を向けるわけなんだが……それは重大な隙である!」 伯爵「ふふっ、ボディががら空きだよ? ってな具合にぎゅっと抱きしめたいなぁ~」 俺「それで、顔を急に真っ赤にして慌てるんだぜ?」 伯爵「慌てるジェーンちゃんかわいい!」 俺「離してって言っても離してくれる困っちゃうジェーンの表情もかわいい!」 伯爵「いじめたくなる子ランキングトップクラスに入るねこりゃ!」 俺「その理由はなんだろうな、そう、ころころ表情が変わるイメージがあるからかな笑顔とかの他にも、怒ったり、困ったり、慌てたり、悲しんだり、そんな全部の表情を楽しみたいってのかな……」 伯爵「そして最後は、もちろん夜の表情もだよね……」 俺「上気した頬……」 伯爵「きゅっと結んで漏れそうになる声を我慢する、みずみずしい唇……」 俺「肌は汗でいい具合にしっとりと湿り……」 伯爵「そしてジェーンちゃんの(あれ?)にボクが(いやぁ困ったね検閲だってさ)が……」 俺「いやあ、俺も気づかなかったよ。俺が止めなくたって、検閲で放送コードに引っかかってみんなには聞こえないじゃん」 伯爵「……せっかく本気出そうと思ったのになぁ」 俺「まあ、そこんとこはオフレコの時に語り合おう」 伯爵「まあ、しょうがないかな」 俺「とりあえず、このコーナー中は比較的健全な魅力を語らおうじゃないか」 伯爵「仕方ないなぁ、ボクが下ネタだけじゃないってことを見せようじゃないか」 俺「いや、まあじゅぶんわかってるけどね」 伯爵「とりあえず、ジェーンちゃんと言えばボブカットだよ、うん」 俺「確かに、ボブカットだ。ジェーンによく似合ってる」 伯爵「うん。なんというか、上流階級ではないけど、やっぱり中流階級出身のティーンの女の子って感じだよね! ちょっと垢抜けない感じのかわいらしさが際立つよ」 俺「普通っぽいと言えばそうかもしれないけど、普通人ジェーンには、これ以上ないマッチ具合だな」 伯爵「実は身長162cmもあるんだけど、そう思わせない感じもボク的にはぐー」 俺「ヘルマちゃんみたいな子ども扱い……とは違うけどなんだろうな、こうちょっと大人びた一年下の後輩的な魅力があるな」 伯爵「あとさ、使い魔がダルメシアンっていうのがいいよ。見てよ、あの使い魔の耳! 白に黒ぶちってかわいらしくて堪らないね!」 俺「わかるなー、愛らしい」 伯爵「あの耳の黒ぶちのところだけつんつんしてあげたい……」 俺「俺ははむはむしたい」 伯爵「全部食べちゃいたい」 俺「伯爵さん、それは晩御飯食べて歯を磨いてシャワーを浴びてからでしょ」 伯爵「おっとそうだったねいけないいけない」 俺「あとさぁ、俺としてはジェーンはあることで有名なリベリオンの中にあって一つ輝く要素を持ってると思うんだ」 伯爵「ああ、あれね……」 俺「そう、それ……」 伯爵「シャーリーちゃん、オヘアちゃん、ドミニカ君と巨乳キャラが燦然と輝くザ・ビッグなリベリオン……」 俺「だがしかし、そんな常識に対してあえて常識人ジェーンが反逆する!」 伯爵「なんと彼女は!」 俺「貧乳だったんだ!!」 伯爵「まあ、ぺったんこじゃないし、貧って程かな? っていう疑問もあると思う。中くらいに分類してもまぁOKくらいだし」 俺「でも、やっぱり他の中くらいさんに比べればまだ小さい」 伯爵「ボクらも凄く悩んだんだけど、やっぱりジェーンちゃんは貧乳枠にわけさせてもらったよ」 俺「まあ、貧乳とは品乳であるっていう格言があるくらいで、貧乳にも巨乳や中くらい、ないちちに負けない素晴らしき要素がある!」 伯爵「うんうん、ないわけじゃないんだよ! っていう健気な主張がね」 俺「あんまりあからさまなのは、でもないのはちょっと……って感じの控えめさとかな。かわいい。ぺろぺろして(検閲……だと!?)満喫したい」 伯爵「わかるなぁ、あのサイズってさ、こう中くらいがぴったりさに感動するサイズ、巨乳が手に余る質量を楽しむサイズ、だとすると、完全に自分の手の掌握下に入れてしまうんだーって感じのサイズがいいんだよね」 俺「そうそう、こうね、俺のものだぜ、っていう独占欲が満たされる」 伯爵「女の子を完全に自分のものに……」 俺「誰もが求め、しかし完全に成し遂げられた人はいない」 伯爵「永遠のテーマだね」 俺「こうしてみると、あれだな。ジェーンはこう比較的小さめに、小奇麗な感じにまとまってる」 伯爵「うん、どこかに特に尖ってるわけでも、どこかが特に不足してるわけでもない。そんな感じだね」 俺「いやはや、今日何回言ってるのかわからないけど、ザ・常識人だなぁ」 伯爵「ふふっ、ボクはそれでいいと思うけどね。軍隊に戦争バカばっかりじゃつまらないよ」 俺「そりゃそうだけど」 伯爵「彼女みたいに、軍隊の色々個性的な人に驚かされて、流されて、苦労して……ってそんな子がいてもいいんじゃないかな?」 俺「うん、正直に言う。和むわ」 伯爵「でしょ? 大将大将って言って基地をドミニカ君の後ろについて回ってるだけでも、それはそれは素晴らしいよ」 俺「ははっ、そりゃ平和すぎる光景だ」 伯爵「軍隊に入ってなかったら、普通に学校に通って、家でお菓子でも焼いてたんじゃないかなぁって女の子だからね」 俺「軍に入る気はなかったけど成り行きで……って感じは芳佳っぽいかもしれないな。とすると、504を舞台にするんだったら主人公はジェーンかね?」 伯爵「うーん、醇ちゃんも捨てがたいところだけど、ボク個人としてはそれも面白いと思うよ」 俺「確かにな、ジェーンのびっくり日記みたいになりそうだけど」 伯爵「とりあえず、なんだろうね。彼女の魅力はとにかく見ていてくすりときそうなところだよ」 俺「一時の清涼剤的な?」 伯爵「うーん、どうだろう。心がほんわかと温かくなる感じだし、ホッカイロかなぁ?」 俺「ああ、ホッカイロね」 伯爵「うん。オラーシャの冬って寒いからさ、夜にホッカイロが欲しいよね」 俺「そうだな。ジェーンを腕と足でがっちりとホールドして同じ布団に入りたい」 伯爵「色々言うけど、きっとしょうがないですね……って感じで許してくれそうだもんね」 俺「ジェーンまじ心広いわ!」 伯爵「普通人とか言ってるけど、変な人も多い軍隊生活をなんだかんだで無事に過ごしてるあたり、実は心の許容範囲という名の器は世界一かもしれない」 俺「そこだけは、普通じゃないってことか」 伯爵「ああ、後もう一つあるかな」 俺「なにそれ?」 伯爵「いやさ、元ネタの人のミドルネームの『T』って『トレヴァー』なんだよ。つまり、それってマロニーちゃんt」 俺「それ以上はいっちゃだめえええええええ!」 伯爵「ああ、わかったわかったよ。言わない言わない」 俺「まったく、あんな可憐なジェーンとマロニーを結び付けようとするなんて言語道断! 素直に女の子について熱く語ってるこのコーナーまでホモスレに浸食されるかもしれないだろ!」 伯爵「それはやだな……」 俺「そうだろうそうだろう、俺も嫌だ。背後を気にしながらなんてやってられねぇからな」 伯爵「……とりあえず、語ることはそれなりに語ったし、もう終わろっか?」 俺「そうしよう」 伯爵「それじゃあ、なんか変な流れになっちゃったかもしれないけど、ボクらのウィッチへの愛は不変だよ? また機械があればウィッチについて語ろうね。それじゃあTschüß!」 Ende ページ先頭へ
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第二次ネウロイ大戦が勃発し、早くも数年が経過した。 年や月日を経るたび、戦況は過酷になり。 ネウロイの装備や平気の威力、ウィッチの武器兵装の進化は二次関数的に進化し続けた。 だが、どれだけ兵器や戦況が過酷に成ろうとも、変わらないものもある。 ドッリオ「……」 オッサンA「ビルドアッ、ビルドアッ、貴方の町のぉ~建築、建築…やっぱ駄目だな、語呂悪い」 ドッリオ「ビルドアップって…建築じゃないじゃない」 オッサンA「ゲッ、バレテーラ、そういう君はドッピオ君」 ドッリオ「ドッピオじゃないです、何度言えばいいんですかね、ドッリオです、口より手を動かして下さい」 オッサンA「すいませ~ん、ねぇ~」 何で私はここでこんな建築現場のオッサン相手に、見張りなんぞをしなければならんのか。 全ては、ほんの少し前に起こった、不思議な出来事が原因である。 と言っても全ては、伝言的に伝わってきたのだが。 501統合戦闘航空団、通称ストライクウィッチーズが、ガリアのネウロイの巣の撃破に成功。 結果501統合戦闘航空団の有用性が評価、各国の優秀な隊長を筆頭に。 各国のウィッチの育成、ひいては各国毎の戦闘戦線の最小単位として、有用であると声が上がりつつあったのだ。 ドッリオ「それが、なーんでこんな工事現場の見周りなんて……」 オッサンB「いやぁ、それがねココ、ロマーニャは海が近いから、怖いのよ、ネウロイ」 荒れ果てた瓦礫を手作業で退かし、道の整備をしていたオッサンが笑顔で言った。 然しどいつもこいつもガチガチムチムチの、軍から来ましたと言っても差し支えのないメンツだ。 オッサンC「軍?ダメダメ、上の人怒ると滅茶苦茶怖いもん、俺こっちがいい」 ドッリオ「はぁ、そう」 何時だったかそんな会話をした気がする、こんなにイイ体してるなら引く手数多だろうに。 オッサンA「いやぁ、それにココはあれよ、パブの子がさぁ、メッチャんこカワイイのよ」 オッサンD「あー、俺あの茶髪ロングの子が良いなー」 オッサンE「俺はあの金髪のチッパイ」 オッサンB「やめとけ、そいつはもう手付きだぜ」 オッサンE「えぇー!?そんなぁ……」 オッサンB「しかも相手はめっちゃこえーの、ネウロイだって殴ってやらぁ」 ドッリオ「そんなに怖いの?」 オッサンC「お、ドッピオちゃんも、こういう話スキスキ?」 ドッリオ「暇だし付き合うわよ、どーせあんた達昼間で休みでしょ?」 そう言って街の中心に建てられた、大きな時計を見る。 ドッリオ「アソコの時計はやっぱり正確ねぇ」 オッサンX「そりゃあ姉ちゃん、俺達ガリア中の職人とお偉いさんが作ったんだ、そりゃあ良いもんさ」 何でそんな事…ああそうか、ココら辺一体の整備は全部このノール・インダストリアルがやってんだっけ? オッサンB「んでウチの親方はよぉ、そりゃあ凄いもんさ」 ドッリオ「どんなふうに?」 オッサンA「そりゃあオメェ、あのかわいこちゃんの為なら日の中、御簾の中」 ドッリオ「漢字が違うじゃない」 オッサンV「グヘヘ」 オッサンF「けど親方はバケモンさぁ、なあ?」 オッサンMk2「そりゃあそうよ、あの人ならネウロイだって怖かねぇ」 オッ=サン「ニンジャが来ても、アイエエエとか情けない声も出す必要もねぇ」 ドッリオ「ふーん?」 そこまで言われると、誰だってどんな人間か会いたくなるものだ。 ドッリオ「んでその親方どこいんの?」 3番目のオッサン「今か、今は…うーん、ガリアの北の方じゃないけ?」 オッサンD「いやそろそろ帰ってくるかもしれん、まあ暫く待ちいや」 ドッリオ「うーん…任務がマルセイユで暫しノール・インダストリアルの護衛…連絡系統も滅茶苦茶になってんのねー」 オッサンA「そりゃあそうよ、だってねぇ」 オッサンB「なぁ?」 ドッリオ「…?」 何のことだ、というか何でこいつらこんな訳知り顔何だ。 コイツらの言う、ノール・インダストリアルだって、今日初めて知った企業だ。 怪しい、怪しすぎる。 だが次の瞬間、街中に響き渡る重く鈍いサイレンの音。 ドッリオ「な、何?」 オッサンE「あっちゃあネウロイだ、南西を低速で500kmで北上中、こっちに向いてらぁ」 ドッリオ「何でそんな冷静なのよ!ほら、とっとと逃げて!」 オッサンD「逃げろって…嬢ちゃんは何処に行くんで?」 ドッリオ「私はウィッチよ!民間人を見捨てて逃げたりはしないわ!」 オッサンC「お嬢ちゃ…足早っ!」 後ろで待てだの、追いかけろだの大声が聞こえるも、一刻も早く飛行脚に乗ってネウロイの迎撃に向かわなくては。 だが、こんな所に出てくるネウロイ、きっと大型だろう勝てるだろうか…… ドッリオ「……勝てるかどうかじゃない!」 そう理屈ではないのだ、戦わなくては、守らなくては。 オッサンN「お嬢ちゃん待ちな」 飛行脚の側にさっきの男たちの一人が、立って待ち構えていた。 ドッリオ「デートのお誘いならお断りよ」 オッサンN「チェッ、少しだけでも夢を見せてくれや…けど嬢ちゃんもう年だr…おい、そのレンチ投げ」 伊達男に近くのレンチを投げつけて、MG151を持ちさっさと飛行脚に足を入れる。 ドッリオ「うん…今日は調子が良いみたい、それにしても女の子に年だなんて、失礼しちゃうわ」 さっさと飛び立ち、ネウロイを迎え撃たなくては。 後ろで呻く男を尻目に、ぐんぐん加速して、地を離れていく。 ドッリオ「まさか、また闘うことになるなんて」 そんな事を考えつつ、高さ2000まで上昇、ネウロイは情報通り南西にちんまりと居るのを双眼鏡で捉える。 ドッリオ(交戦距離まで残り250、何処かに援軍を要請したほうが良かったかしら…) さっきの男たちが援軍なり、避難の指示を出してくれる事を祈りつつ、照準を構え、引き金を絞る。 一撃離脱戦法でどれだけ時間を稼げるか、それが今回の勝負。 ドッリオ(1分でも長く、空に飛んでいた方の勝ち…だけど) アドレナリンや、魔力の影響による高揚感と不安でまぜこぜの中、私は巨大なネウロイに引き金を引いた。 第一射はネウロイの装甲を削り、不快な不協和音と、それに似た叫び声を辺りに響かせる。 反撃のビームを必要最低限度の回避運動と、シールドで凌ぐ。 ドッリオ(やっぱりキツイなぁ…) 全盛期なら、何てことのないビームも、今では重く、鈍く残る。 何より、すべての攻撃を独りで受けるのが、何よりもキツイ。 ドッリオ(あんま持たないかも…) そんな事を考えつつネウロイの左側から、銃を打ち鳴らし駆け抜けようとする。 ドッリオ「あっ」 次の瞬間、ビームを防ぐシールドの衝撃によって銃を弾かれ、攻撃手段を失ってしまう。 ドッリオ(やっぱ無茶だったか…) ?「ゴウランガ!」 ドッリオ「え?」 次の瞬間、赤黒い忍者めいた人影がネウロイの上に降り立ち、全てのビームを蹴り飛ばしたり、チョップで防いでいた。 ドッリオ「え?え!?」 ?「イヤーッ!」 スゴイ級の力でネウロイの頭上に経つと、ネウロイの装甲を素手で引きちぎり。 ?「Wasshoi!」 マッポーめいた馬鹿力によって、ネウロイの内部のコアをチョップで叩き割ったのだ。 ?「オタッシャデー!」 そう言うと男は上空からどうやって来たのかもわからないまま、地上へと落ちていくのだった。 ドッリオ「…な、なんだったの……」 地上に戻ると、降り注ぐネウロイの粉の中、そいつは何事も無く立っていた。 俺「ドーモ、ドッリオ=サン、『俺』です、ネウロイ殺すべし」 地上に降り立ち、纏っていた赤黒い服を脱ぎ去ってゆく。 何処かで見たような海パンの巨人が、目の前に礼儀正しく立っていた。 ドッリオ「ど、ドーモ」 オッサンA「おっ、親方ァ!遅いっすよー!」 俺「おう!今日から俺はガリア王になる!なった!」 オッサンE「おっ、じゃあ正式に軍に戻るんで?」 ドッリオ「軍?何?何の話?」 俺「おっと何の説明もしてなかったのか」 オッサンE「ぐへへぇ、軍規じゃあウィッチに近寄っちゃ駄目ですが、会社員なら大丈夫ですグヘ」 俺「儂が元501統合戦闘航空団司令官!俺元帥である!」 ドッリオ「……は?」 オッサン?「うちら501解散後暇だったんで、ガリアの整備任務についてたんじゃ」 ドッリオ「は?」 俺「そして!おめでとう!!新しい連合軍第504統合戦闘航空団の誕生だ!ハッピバッスデッ!」 ドッリオ「…!?私が!?」 俺「そう今日から君が、そこの隊長だ!」 ドッリオ「……隊長…通称……『ババア枠』…ッ!」 隊員A「やっぱ勢いじゃ誤魔化しきれないね……」 ドッリオ「畜生……ッババア…!20すぎれば…人間みなババア!」 俺「……いい事あるよ、うん」 ドッリオ「喧嘩売ってんのか!!!くそったれ!!!」 隊員E「ヤダこの人怖い」 ドッリオ「……グヘヘへ…こーなったら隊長権限でせくすぃーカレンダー作っちゃうもんねー…」 隊員N「…まあ、頑張れよ、…お…お嬢さん!」 俺「まあ504への物資の譲渡等々の手続き書、渡すからさ、後はノルマンディーまで部下が送るから、そこの航空基地からガンバッテ、ネ?」 ドッリオ「……ハイ……」 かくして彼女は去っていった、だが彼女の人を守りたい気持ちは本当のものだった(多分) 頑張れフェデリカ・N・ドッピオ、頑張れ第504統合戦闘航空団。 俺「さて、ペリーヌとリーネを迎えに行かないと……」 隊員A「あ、付き合いますよ」 隊員B「俺も俺も」 隊員C「待ってくれ俺もだ!」 隊員D「仕事終わったし良いよね!」 俺「その反応を見るとアレンジ版メイドカフェ(参考書:森薫)は好評みたいだな」 隊員E「スコッチや、ワイン飲みつつメイドさんがお世話してくれる…コレはいいものだ」 俺「男性雇用は建築や製造で賄えるが、女性雇用は中々難しいというわけで、思いついたサンプルだが、中々好評みたいだな」 隊員H「だけどもうちょっと…ピンクな…ね?」 俺「ダメよ」 隊員H「ケチー」 ペリーヌ「あら!ご主人お帰りなさいませ!」 リーネ「あ、俺さん、こんにちわ」 宮藤「お帰りなさい俺さん、でも何で私だけ執事風なんですかね、おっぱいですかね、いやまあ良いんですが」 俺「ただいま、ペリーヌ、リーネ、宮藤、そして宮藤はイケメン力が高すぎ、スーツのほうが似合う」 宮藤「酷い!コレでも将来の夢はお嫁さんなんですよぉ(棒)」 俺(おっぱい魔神がよく言う) メイド服のペリーヌに抱きつかれながら、宮藤の質問に返す。 隊員A「あっズルイっすよ!俺スコッチ!」 隊員B「俺ワイン」 隊員C「コーク!ギミコーク!あ?俺がコークったらペプシだろうが!」 隊員D「ドクペ!」 隊員E「ルートビア」 隊員F「カレー」 隊員G「スパム」 続々と男たちとヴァイキングが雪崩れ込む。 この店は助成の雇用促進を狙いに、試験的に運用しているスパムメイドハウス。 注文を頼み、ご主人の気分で寝泊まりスパム出来るシステムだ。 勿論飲み食い専用のスパムカフェもあるので、スパムメイドカフェと呼ばれることもある。 そして店員の何割かはスパムウィッチなので、手を出せば軍属のオッサンスパムと、いざという時のスペイン宗教スパム裁判というわけだ。 俺「さーて、面倒になった」 ペリーヌ「面倒とは?」 俺「まあ言うはやすし・きよしこの夜、501再結成だ、わーお」 宮藤「え!じゃあ、また皆と会えるんですか!ヤッター!」 俺「とは言え、ここからイタリー…じゃねぇや、ロマーニャに移動だ」 リーネ「じゃあココはどうするんですか?王様になって女の子にメイド服でご主人様とか言わせる俺さん」 俺「謂れ無き風評被害である、と言い切れない辛さ、一先ず隊員を残して復興等々に当てるよ、徐々に人たちも戻ってきてるし」 ペリーヌ「では、一度ロマーニャ基地へ?」 俺「然様、問題点は向こうの基地が大丈夫かな…ってこと」 リーネ「まあ行ってみてから考えましょうよ、変態さん」 俺「リーネchangが俺に辛い、何なのこの子」 宮藤「リーネちゃんメッ」 リーネ「テヘッ☆」 俺「今日は一先ず、休憩…それにしても、元気かな私とルッキーニ」 リーネ「ああ…連れてかれましたもんね、ロリペドレズに」 俺「ああ、元気だといいんだけど、オラーシャ方面で」 私「隊長!寒い!寒いです!」 ルーデル「ああ、寄ってきてもいいぞ、擦り寄れ」 私「ああ嫌なのに寄っちゃう!あぁ~(絶望)」 アーデルハイト「ルーデル、ルッキーニちゃん送って来ましたよ」 ルーデル「ご苦労、幼気な子供が減ったのは辛いが、私にはお前が居るなあ!『私』!!」 私(ルーデルさんこえぇえよ、やっぱこの人ヤバイって、目とか超怖い) アーデルハイト「……私ちゃんも小さいんだし、優しく」 ルーデル「私は優しいぞ」 アーデルハイト「あー、うん、はい」 私「NSF-309-38(絶望)」 俺「…今何処かで星が流れた気がする」 リーネ「そう…(無関心)」 宮藤「お昼はミラノ風ドリアと鶏肉ステーキです」 ペリーヌ「はい、あーん」 俺「あ、うん…あー…」 リーネ「……おいしいですか?性的搾取の上の料理は」 俺「……食えらぁ!…あ、美味しい」 リーネ「よかったですね~」 俺(この子、年を重ねる毎に怖くなってく…) 宮藤「リーネちゃんはい、あーん」 リーネ「あーん」 俺「……イケメンと少女の図」 リーネ「グッ…ケホッケホッ……」 宮藤「大丈夫?リーネちゃん、俺さんメッ」 俺「テヘペロ」 ペリーヌ「俺さん、所で戦闘機は?」 俺「昨日オーバーホール完了、久しぶりにオーバーホールしたよ、本当に一先ず今はロマーニャに置いてある」 リーネ「じゃあ明日から本格始動ってわけですね」 俺「そう、問題は……ルッキーニが逞しく帰ってきてくれるかどうかだけかな……」 宮藤「まあ……私さんは必要最低限度の犠牲、ですね」 俺「まあ、いい事あるよ、タブンネ」 ペリーヌ「はい、あーん」 俺「ああ、あーん」 こうして発足へと向かう第501統合戦闘航空団、果たして明日はどうなる! 不安と希望とスニッカーズを一欠片残して、続く! (「リターン・ザ・ネウロイ・スレイヤー」 終わり)
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隕石 第2話 俺「ストライクウィッチーズは世界を魅了する」 787- 作者 ID Cs0L3vds0 総レス数 XXX このページでのレス数 XX 336 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 17 37 14.92 ID 0Shel6iw0 それでははじめます 209から 前回までのあらすじ アルアシブ広場に来襲したネウロイ達。 偶然にも先行していた北野古子は、住民が避難するのを自らを盾に支援する。 が、たまたま居合わせたおじさん、ナセル将軍がなかなか避難しないため、 断続してシールドへ攻撃を受けてしまう。 そこへ現れた謎のウィッチ。 巨大すぎるシールドでその攻撃を軽々しく防ぐ姿は‥‥男!? 援軍が到着しネウロイを撃退すると、 謎の男ウィッチは話をする代わりに基地に招待してくれと申し出た。 いったいこの男ウィッチは何者なのか? 物語は、まだ、始まったばかり。 337 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 17 40 28.50 ID 0Shel6iw0 ……… …… … 圭子「つまり、あなたはブリタニアに行くはずだったリベリオンのウィッチなのね」 俺「ああ、階級は――こっちに来るときに中尉になったんだっけかな」 キャンプに戻ると、さっそく得体のしれない男の尋問が始まった。 この部隊のお偉いさん方3人には、とりあえず補充兵ということだけ伝えてある。 リベリオンということなのでパットン中将あたりがそのうち裏をとるだろう。 圭子「ふーん‥‥航空ウィッチというには、大事なものがないようだけれど」 そういえばそうだ。航空というぐらいなんだから、戦地で歩いてることがおかしい。 圭子「あなたの"魔法のほうき"は?」 空をとぶウィッチといえば無くてはならない翼。それが航空ストライカーというものである。 338 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 17 43 12.81 ID 0Shel6iw0 俺「ああ‥‥それなんだがな」 急にあさっての方向を見て頬をポリポリと掻いている。 俺「そっちの荷物だけはしっかり運ばれちゃったみたいで‥‥」 圭子「え?」 俺「さっき言っただろ? 俺、特異体質で一日12時間は寝ないといけないんだ。 で、今回このアフリカに来たのも、そのー‥‥寝過ごしたわけだ」 圭子「‥‥それで、荷物はもってかれたってこと?」 彼は無言でうなづく。さすがに恥ずかしいらしく目線を合わせようとしない。 339 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 17 46 57.92 ID 0Shel6iw0 圭子「呆れてものもいえないわね‥‥まあいいわ。それで、ここで飛んでくれるんですってね」 俺「ああ。向こうも心配だが、聞けばこっちも激戦区だそうじゃないか。扶桑で言う、一宿一飯の恩義‥‥だっけ? ガリアのほうも俺一人で戦況が変わるとも思えないしな。機材の方も連絡すればそのうち届くだろう」 真美「今、余ってるストライカーってありましたっけ?」 圭子「一応、ね」 この眼の前にいる彼より一足先に扶桑より送られてきた予備のストライカーがある。 圭子や真美とおんなじ三式飛行脚、とか言ったか。 圭子「ただ、彼が本当にウィッチなのかを確かめないとね」 俺「そうはいっても‥‥」 そう言うと彼の頭からは黒い小さな耳が、腰のほうからは細長く黒いしっぽが伸びた。 先程見たとおり、黒猫が使い魔のようだ。 340 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 17 50 22.23 ID 0Shel6iw0 俺「固有魔法もないようなものだし、これじゃ信用できないか?」 マルセイユ「十分だろ」 ライーサ「無いようなものっていうと?」 俺「今は使えないってことさ。それより」 そういうと彼は大あくびをする。手で押さえてはいるものの大きく開かれた口は隠せていない。 俺「さっきも言ったとおり眠くなりやすい体質でな。どこかに寝床を用意してくれると嬉しいんだが‥‥」 結局その日の尋問は終わってしまった。 彼の寝床は整備兵のテントを間借りする形となったようだ。 341 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 17 53 16.09 ID 0Shel6iw0 俺「とんだ災難だ」 まさかブリタニアに行くはずがアフリカに来る羽目になるとは。 なんで気づかなかったんだ‥‥久々にこの体質を恨む。 だが、俺の目的からすればこの地でもやることは変わらない。 それができる力は遠のいたけど、なんとかなるだろう。 単純で、青い願い。 それがどんなに陳腐でも。 叶えて見せる。 足を一歩踏み出し、砂を踏みしめた。 第 二 話 その力を、誰かを守るために 342 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 17 56 19.98 ID 0Shel6iw0 ……… …… … 翌日、飛行場。 俺達は滑走路に立っていた。 圭子「それじゃ、これで飛んでもらおうかしらね」 目の前には三式飛行脚がハンガーにかけられてある。 早速俺のウィッチとしての実力を見ようというのだ。 俺「‥‥だいぶ久しぶりだからな‥‥しっかり飛べるといいが」 圭子「久しぶりっていってもちょっとでしょ? わたしにしたらまだまだってとこねぇ~」 俺「そうなのか」 圭子「私もちょっとブランクがあってね」 マルセイユ「ケイ程のブランクでも飛べたんだ。それ以下だろうお前は余裕なんじゃないか」 マルセイユはクスクスと笑いながら、こちらの様子を見守っている。 圭子「ちょっとそれどういう意味よ」 小言を笑顔で返しながらハンガーのセッティングを終える圭子。 343 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 17 58 18.95 ID 0Shel6iw0 圭子「準備ができたわ。履いてみてちょうだい」 俺はうなづくと靴を脱ぎ、目の前のストライカーに飛び込んだ。 契約した黒猫の力を借りると、魔法力が体中を駆け巡り、強制的に力が開放される。 全身の筋肉を緩め、内から溢れる力に身をゆだねる。 久方ぶりの快感だ。 ストライカーが独特の音を上げ、魔導エンジンが駆動し始める。 とりあえず起動はした。安堵のため息を一つつく。 圭子「うん、航空ウィッチというのは間違いないようね」 俺「久しぶりだからちょっと緊張したよ」 圭子「まだ終わってないわよ?」 エンジンを回しただけではまだ信用できないというわけか。ま、仕方ない。 逆の立場だったら俺も同じ行動をするだろう。 344 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 17 59 35.65 ID 0Shel6iw0 目の前の滑走路を視線でなぞり、遥か遠くの地平線を見る。 しかしここは熱いな‥‥このスカーフも邪魔くさいが‥‥仕方あるまい。 心臓が早鐘を打つ。 GOサインを確認し、俺は体を前へ傾けた。 俺「行きます」 体は前へ進みだし、徐々にそのスピードを増していく。 十分に速度がついたところで、俺は地面から飛び立った。 重力を感じながら上昇していくと、回りの景色はどんどんと遠ざかっていく。 ライーサ「発進は十分ですね」 圭子「そうね。ストライカーの扱いに慣れてるんでしょ」 真美「久しぶりっていってたのにすごーい‥‥」 346 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 18 05 29.13 ID 0Shel6iw0 十分な高度まで上がると、ループなどを行い感覚を取り戻す。 ああ、そうだ。こんな感覚だった。 このストライカーは旋回性能がいいようだ。高速の場合はどうなのかは試してみないとわからないが‥‥ 借りる銃はどんなだったか‥‥ マルセイユ達が使っていた銃だから、中距離戦闘あたりが妥当か。 と言っても銃を使うのも久しぶりだからなあ‥‥感覚を取り戻さないと。 そんなことを思いながら、地表へゆっくりと降下する。 俺「どうだ? こんなかんじだが」 圭子「うん、合格。飛行はかなりうまいわね」 俺「そりゃどうも」 348 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 18 10 13.87 ID 0Shel6iw0 真美「今日はじめて乗ったんですよね? そのストライカー」 俺「ああ、三式飛行脚だっけ?」 ライーサ「初めて乗ったストライカーであれだけ動けるんだ‥‥すごいなあ」 俺「ま、飛行にはちょっとだけ自信があるからな。 それより、銃の方は扱わせてくれないのか? こっちのほうが不安なんだ」 マルセイユ「いいだろう。訓練用の弾と的はセットしてある」 マルセイユの指差す方向を見ると、ネウロイのような模様のある風船が浮いている。 ライーサと呼ばれていたウィッチからMG34を受け取ると、 回りのウィッチが離れたのを確認してから俺は再び離陸した。 349 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 18 15 33.19 ID 0Shel6iw0 風船へ適当に近づくと、銃を風船へと向ける。 久しぶり過ぎてどれぐらい近づけばいいのかもわからんが‥‥まあいいや。 トリガーを引く。けたたましい音と共に銃が火を吹いた。 その衝撃が自分の手にも襲いかかってくる。 俺「うわっとっと‥‥」 思わず手から溢れそうになった銃を必死で抑えこんだ。 発射された弾達は風船にカスることもなくどこかへと消えていった。 圭子「あちゃー‥‥銃はさっぱりみたいね」 いつのまにか圭子とマルセイユが上がってきていた。 マルセイユ「そんなに扱いづらいかその銃」 圭子「というより、銃そのものの扱いに慣れてない感じね」 俺「いい"眼"をお持ちで」 看破などたやすいと、それほど酷い有様だったのだろう。 マルセイユ「飛行がうまいなら、当たる地点まで近づいて撃てばいいだけさ」 俺「なるほどな」 圭子「そうは言うけどねぇ‥‥この距離で、か‥‥」 圭子は頭を抱え、ため息を吐いた。 350 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 18 18 20.44 ID 0Shel6iw0 何度か銃を試してみたが、うまくなる気配もなく。 仕方が無いので飛行脚になれる訓練をすることにした。 マルセイユ「フフ、わたしを捕まえられるかな?」 目の前にいるアフリカの星はこちらを挑発してきた。 逃げるマルセイユを俺が追う。それだけで訓練にはなる。 マルセイユといえばアフリカのトップエースだ。それを追う。あわよくば触れることが出来れば、 少なくとも飛行に関してはエース様と肩を並べて飛行することもできるだろう。 俺「ブランクありまくりの俺に捕まるなよ?」 挑発には挑発で返すのが俺の流儀だ。 マルセイユ「ほう。言ってくれるな。だが、それは起きない事象だ」 俺「仮説さ。だが、もしそうなったら、エースの名は俺が受け継いでやるよ」 マルセイユ「夢は夜に観るものだぞ?」 なぜだか笑いがこみ上げる。ああ、この感じ、懐かしい。 見るとマルセイユも笑顔になっていた。目以外は。 その目にかぶさる保護具がひとつ。 マルセイユ「じゃあ、付いてこい!」 そういうと彼女は離れていく。 少しだけ間を空けると俺もその"かの有名なお尻"を追いかけた。 352 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 18 21 12.54 ID 0Shel6iw0 真美「‥‥」 圭子「どうしたのよ真美」 真美はまるで、池の中の鯉が空から餌が降ってくるのを待つように口を開け、 上空で踊る一組の男女を、その黒く大きな光る真珠で追っていた。 真美「世界は広いんですね‥‥」 圭子「なにが?」 彼女は人形のように整った顔をこちらに向ける。 真美「男の人が飛べることにも驚きましたけど、 あのマルセイユさんとほぼ同レベルの飛行能力ってすごいですよ」 圭子「そうねぇ‥‥」 353 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 18 25 19.94 ID 0Shel6iw0 マルセイユは何もせず有名という訳ではない。 その名に恥じぬ実力を持っている。 世界中のウィッチでも5本、いや3本の指に入るウィッチだ。 エーリカ・ハルトマンが飛行能力でナンバーワンならば、 ハンナ・ユスティーナ・マルセイユは射撃能力ナンバーワンといったところだろうか。 マルセイユの固有魔法、偏差射撃は狙ったネウロイには確実に当たると言っても過言ではない。 その光景はネウロイへ向かって銃を撃っているのではなく、銃を撃っているところにネウロイが向かっているのだ、とまで言われる。 射撃能力もさることながら、飛行能力でも他のウィッチの追従を許さない。 僚機を務めているライーサはよくやっていると思う。 そんな彼女といい勝負をしているのが上空の彼だ。 まるで本当の鳥のように空を縦横無尽に駆け回る二人。 あれだけの能力をもったウィッチが、それも男のウィッチがいたなんて。 わたしもそれなりに世界のウィッチのことは知っているつもりだったのだが‥‥ まだまだ勉強が足らないな。 圭子「ってわたしはもう記者じゃないんだから」 真美「え?」 圭子「あ、いや、こっちの話よ」 真美「私もがんばらないとなあ‥‥」 圭子「あんなのもってあれだけ動かれたらネウロイはたまったもんじゃないわね」 354 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 18 28 25.40 ID 0Shel6iw0 マルセイユ「ほんとにブランクあったのか?」 俺達は地上に降り、呼吸と視界を妨げる道具を外した。 俺「まあ。飛んだの自体は‥‥1年半ぶりぐらいかな?」 マルセイユ「おいおい、お前はまだ私の自信を削ぐ気か?」 俺「結局捕まえられなかったんだからいいじゃないか。 とてもじゃないが無理ってことがわかったよ」 マルセイユ「そういう問題じゃないんだよ」 俺「はいはい」 わざとらしく息を吐く。 俺「俺は射撃ができないんだからいいだろ?」 マルセイユ「フフン、そうだったな」 途端に上機嫌になったのか、彼女は腰に両拳を当て、鼻を鳴らす。 表情が豊かだな彼女は。 そんなことを思いながらストライカーをハンガーに戻す。 俺の新しい翼だ。大事にしないと。 ‥‥あんなことにならないように。 370 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 21 23 20.38 ID 0Shel6iw0 ……… …… … マルセイユ「じゃ! 世にも珍しい男ウィッチが新しい翼を手に入れた記念に!」 「「かんぱーい!」」 夜、彼のため‥‥のはずのパーティーが開かれた。 どうみてもマルセイユ自身が一番楽しんでいるのはいつものことだ。 俺「新隊員が来るたびこうなのか?」 真美「そうですねぇ」 俺「マルセイユ‥‥聞きしに勝る猛将よ」 圭子「そんな事まで有名なの?」 俺「いや、なんとなくこういう人物なんだろうと思ってただけさ」 世界中で見られる写真を見ればわかる。 どの写真を見ても"どうだ?"という声が聞こえてきそうな顔ばっかりだ。 まあ、全部私が撮ったんだけど。 マルセイユ「私の話か?」 片手に大型ジョッキを持ったご本人様の登場だ。 371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 21 24 56.44 ID OspiqQuU0 マルセイユ「( ・´ー・`)フッ どやっ?」 支援 373 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 21 25 20.33 ID 0Shel6iw0 俺「ああ。"アフリカの星、ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ"さん」 マルセイユ「ほう、さすがに知ってるか」 俺「そりゃあ知らないほうがおかしいだろ? ウィッチなら尚更、さ」 ライーサ「俺には何か通称とかなかったの?」 俺「あー‥‥」 そこで彼は言いよどむ。通称があるなら誇ればいいのに。 俺「‥‥"隕石"、かな」 圭子「"隕石"‥‥なんだか変な通称ね」 俺「まあな。誇れる通称ではないな」 マルセイユ「墜落常習犯てところか。あれだけ飛べるのに不思議なもんだ」 そう言うと彼は笑いながらコップをぐいと煽る。 その様子をみてマルセイユがいつにもまして笑顔になった。 マルセイユ「なんだおまえ。かなりいけるじゃないか」 俺「そんじょそこらの酒じゃ、俺は堕ちないぜ?」 マルセイユ「いうねえいうねえ!」 圭子「こっちは堕ちないのね」 374 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 21 28 30.46 ID 0Shel6iw0 俺「あんたは飲まないのか? えーっと‥‥」 圭子「ケイでいいわ。本名は、加藤圭子よ」 その名前を聞くと彼はすこし考えたあと驚いた顔をした。 俺「加藤圭子って‥‥あの扶桑海の?」 圭子「あら、知ってるなんて光栄ね」 俺「そりゃあ扶桑海の真のエース様ですもん、知ってますよ。 そうか、そういえばアフリカの隊長をやってるとか言ってたな。 いままで忘れていたとは‥‥」 思わず失笑する。 俺「ちゃんとアレも読んだよ。良い読み物だった」 375 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 21 32 33.54 ID 0Shel6iw0 アレというのは私が書いた本、"来た、飛んだ、落っこちた"だ。 扶桑海事変の内容を私、加藤圭子の視点から書いた本である。まあ、発売するに当たって改訂なども多かったが。 圭子「その話は恥ずかしいからあまりしないでちょうだいね」 俺「"扶桑海の閃光"も見たよ」 圭子「その話もしないでね‥‥というか」 そういうと私は首を傾げた。 圭子「その二つを見て、"真のエース様"なの? 智子のほうがエースに見えるはずだけど」 たしかに扶桑海事変での撃墜王は私だ。 だが、扶桑海の閃光での主役は穴拭智子である。 ネウロイ共をバッタバッタとその刀で切り裂いていく姿に扶桑の女学生たちは惚れたものだ。 俺「ああ、当事者からいろいろ話を聴く機会があってね」 376 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 21 36 54.55 ID 0Shel6iw0 ……… …… … シャーロット「あ、あの!」 俺「?」 真美とは対照的な感じのポニーテールの可愛らしい女の子が声をかけてきた。 それとほぼ同時に圭子はおつまみを補充しに行った。 シャーロット「私、シャーロットです!」 俺「ああ、あのでっかいのに乗ってる子だろ? すごかったよ」 シャーロット「あ、ありがとうございます!」 377 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 21 40 08.36 ID 0Shel6iw0 俺「しかしウィッチってのは小さい子ほどデカイモノを扱うのが決まりなのか?」 そう言いながら真美の方に眼を向ける俺。 真美「え!? い、いやそういうわけじゃないんですけど‥‥」 シャーロット「たまたまです!」 俺「ふーん‥‥俺の知り合いも物騒なもん扱ってたから、そうなのかと思ってたよ」 マルセイユ「こーんな小さな子達があんなもん扱っちゃうのはウィッチだからこそよねー」 真美とシャーロットは褒められてるんだかけなされてるんだかわからないがとりあえず恥ずかしい、というような表情をしている。 俺「というか重くないのかあれ」 真美「私は念動力の固有魔法が使えるので」 俺「念動力か‥‥なるほど、筋力だけで持っているわけではないということだな」 378 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 21 43 46.94 ID 0Shel6iw0 納得せざるをえない。こんなちっちゃな子があんなモノもってるんだ。 ウィッチだとしてもなにか固有魔法でもないと持ち上げることは出来ても、動きまわることはできないだろう。 デカイといえばこのシャーロットという子の陸戦ユニットもそうだ。 "ティーガー"とか言ったか。最初に見たときは小型のネウロイにでも乗ってるかと思った。 ちょっとしたネウロイとなら殴り合いでもできるんじゃないかアレ。 しかしこの隊は補給が大変そうだ‥‥ と思ったのだが、ここにはマルセイユという看板娘がいるんだった。 統合戦闘団や飛行隊などには、活躍によって母国から贈り物が送られる。 となればエースの中のエース、マルセイユには山ほどプレゼントが来るだろう。 そうでなくても、マルセイユには世界中にファンが居る。 それこそどんな装備だってここに来る可能性はある。 そういえば。 俺「マルセイユの写真ってケイが撮ってるのか?」 いつのまにかまた戻ってきた圭子へ尋ねる。 圭子「ええ、こいつでね」 そういいながら傍らにおいてあったカメラを手に取る。 詳しくはないが、メンテナンスはしっかりしてあるようで、鈍く光っている。 379 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 21 47 48.61 ID 0Shel6iw0 圭子「せっかくだから記念に一枚どう?」 マルセイユ「お、いいね、撮ろう」 俺「俺なんかが写ったら価値が下がるぞ」 マルセイユ「別に売るわけじゃないだからいいんだよ」 そう言いながら肩を組んでくるマルセイユ。 傍若無人というかなんというか‥‥ 圭子「じゃあわらってー」 一応作り笑いをする。 数瞬後まぶしい光と共に俺の姿がレンズに吸い込まれていった。 380 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 21 50 14.28 ID 0Shel6iw0 俺「あの"世界のマルセイユ"と一緒に、写真を撮ってもらえるなんて光栄だね」 マルセイユ「ありがたく思えよ?」 俺「あとは出来上がった写真にサインでもしてもらえば墓場まで持って行くんだがな」 こんなアフリカくんだりまで来てしまったんだ。それぐらいのおみやげを貰ってもバチは当たるまい。 マルセイユ「フ」 そういうとマルセイユは鼻で笑い、 マルセイユ「悪いな。私はサインしない主義なんだ」 そう、言い放った。 彼女は、これまでに幾度も目にしてきた"あの顔"をしていた。 ウィッチには変わり者が多い‥‥か。 違いない。 手元のコップの中に映る変わり者の男ウィッチの顔を見ながら、そう思った。 隕石 第3話へつづく
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アウロラ「……とまあ、こういうところです少佐」 ラル「了解。わかった」 報告を聞き終え、深くため息をつく。 ラル「ああ、もう夜も遅いし、下がっていいぞ。ご苦労様」 アウロラ「はっ、では失礼いたします」 敬礼をしてアウロラが執務室から退室する。 ラル「やれやれ……ストライカーが壊れるのも困るが、隊員に大怪我される方が困ったものだ」 ドアが音を立てて閉まると、ぼやく。 憂鬱そうに再びため息をつくと、ドアがノックされた。 ラル「入れ」 ロスマン「失礼します」 ラル「なにかあったか? 私としてはもう悪い情報は聞きたくないんだが」 ロスマン「ならよかった。今回ばかりはいい情報よ」 ラル「ほう、そりゃよかった。クルピンスキーが更生でもしたか?」 ロスマン「ふふっ、残念だけど違うわ。あのニセ伯爵が更生したらいい情報って程度じゃすまないもの」 ラル「それもそうか」 にやりと笑うラルと、手を口元に当ててくすりと笑うロスマン。 ロスマン「ドクターメンゲレから連絡が入ったわ。俺君が目を覚ましたらしいわ。それと、双子ウィッチの研究をしたいからハルトマン姉妹に会わせろって」 ラル「ほう!」 執務机から思わずラルは身を乗り出す。 ラル「それはよかった。あ、双子の件についてはスルーしろよ」 ロスマン「当たり前じゃない。私のかわいいハルトマンをあんな変態ドクターに渡す気なんて毛頭ないわ」 ラル「だろうな、お前は溺愛していたからなぁ」 ロスマン「で、溺愛って……そこまでじゃないわよ」 ラル「どうだか」 意地の悪い笑みを浮かべ、ラルはロスマンをじっと見つめる。 ラル「クルピンスキーの影響でハルトマンがぐーたらになった時に、涙目で私とバルクホルンに相談してきたのを忘れたとは言わせないぞ」 ロスマン「そ、それは……」 ラル「厳しい曹長が『私の、私のハルトマンがニセ伯爵のせいで……』って言ってたなぁ」 ロスマン「やめてよ、ラル。そんな昔のこと」 ラル「でも、クルピンスキーのおかげで固さも抜けたのか、ぐんぐん才能を発揮していったんだから、あいつは困ったもんだよなぁ」 ロスマン「まぁ、それは否定できないわ」 ラル「でも、保護者としては複雑な気持ちか?」 ロスマン「んもぅ……」 ほんのり顔を赤くして、顔を逸らすロスマン。 それを見て満足したラルは、うんうんと頷くと、ゆっくりと席を立った。 ラル「さて、それじゃあ俺のところへ行って少し話をするか」 ロスマン「……」 抗議の意思の籠った視線を向けられるが、ラルはどこふく風。 さっさと執務室を出て行ってしまう。 502の基地の医務室。俺は医師から話を聞いていた。 メンゲレ「あれだけ酷い怪我だったからね、当分は左腕を使えないよ」 俺「ま、しゃーないっすねぇそりゃ。左腕以外は大した怪我がないだけもうけもんっすよ」 メンゲレ「確かに、聞く限り相当無茶やったらしいしね。まあ一応念のために今晩は医務室に泊まっていきなさい」 俺「わかりました」 メンゲレ「あ、そうだ」 俺「なんすか?」 メンゲレ「扶桑には、双子のウィッチってのはいないのかい?」 俺「双子の、ウィッチ?」 メンゲレ「そう! 双子だよ、それもウィッチの!!」 ずいっと顔を寄せてくるメンゲレ。 なぜか目の輝きがおかしい気がして、俺は思いっきり引いていた。 俺「い、いや。俺の知る限りじゃ、いないっすね……」 メンゲレ「…………そうか」 心の底から残念そうに、メンゲレは身を引いて椅子に座り直した。 メンゲレ「あ、でももし見つけたら是非私に一報くれてくれたまえよ!」 俺「は、はぁ……」 ラル「そいつの双子談義は無視して構わないぞ、俺」 医務室のドアが開かれると同時に、ラルが呆れた声で言った。 俺「あ、隊長」 ラル「おう、俺。案外元気そうだな」 メンゲレ「こりゃこりゃグンドュラ君! 無視していいとはなんだね無視していいとは!」 にこやかに笑って、俺の方へ歩いてきたラルだったが、その直前でぷんすかと怒ったメンゲレに道をふさがれた。 ラル「言葉のまんまだが?」 メンゲレ「君はわかっていない! 私の医学へかけるこの熱き情熱と歴史的意義が!!」 大仰な身振り手振りを入れて説明するメンゲレだが、ラルは面倒くさそうに手のひらを下に向けてストップをかける。 ラル「あーはいはい。すまないね私は戦うことしか脳がない航空ウィッチだよ。あと、すまないけど俺に話があるんだ、いいか?」 メンゲレ「ふんっ、まあいいよ。私の話は終わったからね。では、私は資料整理があるから、なにかあったら呼んでくれ」 口をとがらせた不機嫌そうな表情で、メンゲレは執務室から出て行ってしまう。 ラル「やれやれ……」 メンゲレが見えなくなると、ラルは肩を竦めた。 そして先ほどまで彼が座っていた椅子を引く。 ラル「すまんな、変な医者で。腕は確かなんだが、ちょっと実験実験うるさくてなぁ」 俺「ははっ、まあ実害さえ出なければ」 ラル「まあ、な」 お互いに笑いあうと、ラルは足を組んで椅子に座った。 綺麗な足が強調するように目の前に出され、つい目線が向きそうになるが我慢する。 ラル「とりあえず、大事がなくてよかったよ。腕以外は」 俺「すいません。当分、俺は穀潰しです」 ラル「なぁに、気にするな。怪我に関しては負けない自信があるぞ、私は」 なんでもないことのように言うが、かつてラルは大怪我をして、生死の境を彷徨い、復帰は不可能だとも言われたのに大空へと舞い戻った伝説的な女性なのだ。 今も、魔力繊維で編まれたコルセットを付けて空を飛んでいる程で、腕の一本など比較にならない。 俺「俺はまだまだ下っ端中尉ですからね、隊長にはかないませんよ」 ラル「ふっ、隊長の凄さがわかっただろう。……とまぁ、そういうことは置いておいてだ、シフトの変更などはこっちでやっておくからお前は療養に専念しろ」 俺「了解」 ラル「あと、他に何か聞きたいことなどあるか? 隊員のスリーサイズとか以外なら答えてやるぞ」 俺「それは残念」 にやりと笑みを浮かべるが、すぐに普段に戻る。 俺「作戦はどうなりました?」 ラル「成功半分失敗半分だな。かなりネウロイの航空戦力を叩くことには成功して、こちらへの侵攻を激減させることはできるだろうが、制空権を奪える程ではなかった。 ガリアが陥落してカールスラント・ガリア国境方面に戦力が振られているだろうから戦力は大したことないと踏んでた上層部は、戦略の見直しらしい」 俺「なるほど、大変ですねぇ」 ラル「まあな。で、聞きたいことはそれだけか?」 俺「あ、そうだ伯爵はどうなりました?」 ラル「ふーん……気になるか?」 「伯爵」という単語を聞いて、ラルはにんまりと気味の悪い笑みを浮かべた。 こっちをいじってくる時の師匠赤松とよく似た表情に、俺の脳裏に嫌な予感がよぎる。 ラル「まあ、そりゃ確かに体張って助けた王子様にしてみたら気にならないわけがないよなぁ」 俺「なんすか、その気持ち悪い呼び方は……」 ラル「だってなぁ、翼を失ったお姫様を墜落の危機から救い、その上襲い掛かる魔の手を一人で撃退したんだろ? よっ、色男!」 なにかを期待するような視線を向けてくるラルに、俺は呆れた表情を返す。 俺「そんなロマンティックなもんじゃないっすよ。それに、伯爵がお姫様って柄ですか……」 ラル「性格はそりゃ癖が強いってもんじゃないけど、あれはあれで女って感じのとこあるだろ?」 俺「ありましたっけ?」 記憶を色々と掘り返していく。 ――酒を一緒に飲んだクルピンスキー。 ――502女性隊員にセクハラするクルピンスキー。 ――正座をするもののあまり反省の色が見られないクルピンスキー。 俺(女性……らしさ?) 眉をひそめる俺。 その表情から内心がわかったのだろう、ラルが口に出す。 ラル「あれ? お前、いつだったか休暇にクルピンスキーと出かけた時、あいつを背負って帰ってこなかったっけ?」 俺「……」 言われると、勝手にその時のことが思い出されてしまう。 ――酒臭いかと思ったら意外にも甘く感じた吐息。 ――冬の寒さをも忘れる温かみと、柔らかさ。 ラル「お、なんか思い出してきたか?」 俺「ぐっ……」 否定できず、俺は逃げるようにラルから視線を逸らすだけしかできなかった。 くつくつと喉を鳴らしながら、ラルのにたにたとした笑みは消えることなく続いている。 ラル「はっはっは! ま、ほどほどにしろよ」 笑い飛ばすと、ラルは席を立つ。 ラル「ま、隊員が元気なのも確認できたことだし、私は帰るとするよ。しっかり養生しろよ」 俺「はいはい、了解しました」 ラル「ふっ」 やる気のあまりない俺の敬礼に、機嫌を悪くすることもなくラルは軽く手を振って、医務室から出て行った。 ドアが閉まり、足音も遠のいてしまうと、音はなにもなくなる。 俺「……寝るか」 特にやることもなく、怪我して気絶して目覚めてすぐのくせに出歩くわけにもいかず、仕方なく俺は寝ることにした。 俺「……ん?」 大して夜が更けぬうちに眠ったからだろうか、深夜の時刻に俺は廊下を歩く足音に目を覚ました。 カーテンを引き忘れていた窓からは満月の煌々とした明かりが部屋に差し込み、不便ない証明となっている。 俺「やれやれ、寝てばっかってのもあれなもんだなぁ」 それでも寝る以外に選択肢がないので、布団をかぶり直す。 しかし、外の足音が医務室の前で止まった。 なんだ、と思うと同時、ゆっくりと医務室の扉が開く。 クルピンスキー「……」 ゆっくりと部屋に侵入してきたのは、クルピンスキーだった。 俺「なに、やってんだ?」 クルピンスキー「わっ! なぁんだ、起きてたんだ、残念」 声をかけると、どうやらこちらが寝ていたと思ったらしく少し驚いていたが、すぐにいつも通りの表情になる。 クルピンスキー「寝てたなら、寝顔でも見てから起こそうと思ってたのに」 俺「そいつは起きててよかったぜ……」 やれやれと苦笑いを浮かべながら、俺は上半身を起こす。 クルピンスキーは椅子を見つけるなり、ベッド横へと移動させ座った。 クルピンスキー「もっと重傷かと思ったけど、君も結構丈夫だね」 俺「まあ、確かに目立つ怪我は左腕だけだからなぁ……それでも、カタヤイネンや、お前さん程じゃあないな」 クルピンスキー「ふふっ、私にはどうやら女神様がついてるらしいからね。いやぁ、モテる女は困っちゃうよ」 俺「はっ、他の女に手を出し過ぎて嫉妬されないように気を付けろよ、ただじゃすまないぜ」 クルピンスキー「そうだね、ご機嫌伺いはちゃんとしとくよ」 くすり、と笑みを零した。 月光に照らされたクルピンスキーの表情が、どこか神秘的に思えてしまう。 ラル『よっ、色男!』 突然、ラルの言葉が俺の脳裏で思い出され、なぜだかクルピンスキーから目をそらしてしまった。 クルピンスキー「どうかした?」 俺「いや、なんでもない。それより、こんな時間にどうしたんだ?」 とっさに話題を変える。 特にクルピンスキーは疑問にも思わなかったようで、俺は内心ほっと胸をなでおろした。 クルピンスキー「君の寝顔を見に来ただけ……ってのは?」 俺「その言い方はどう聞いても他の理由があるって言ってるようなもんじゃねぇか」 クルピンスキー「あはは、まぁその通りなんだよね。今日の用事はこれさ」 言って、クルピンスキーが俺の目の前に出したのは、一本の酒瓶だ。 クルピンスキー「スコッチだよ、しかもロイヤル・ブラックラのさ」 俺「おうおう、またいい酒が出てきたじゃねえか」 ロイヤル・ブラックラとは、1853年に蒸留所として初めてロイヤル(王室御用達の称号)を冠することが許された蒸留所だ。 俺「って、待て待て。そんないいのを飲めるのは嬉しいけど、こんな時間になんでわざわざ?」 クルピンスキー「え、だって約束したじゃない」 俺「約束?」 クルピンスキー「あれ、忘れちゃった?」 俺「ん~?」 顎に手を当て、いつそんな約束をしたかと頭を悩ます。 だが、すぐに思い出された。 俺「あぁ、今日の出撃前か」 クルピンスキー「ご名答。まぁ、本当はお酒の方は君が用意するって約束だったんだけどね。私、約束をちゃんと守れない男の人は嫌いだなぁ」 俺「はは……」 拗ねたような表情でじっと見つめられ、なんとなく苦笑いでごまかしつつ目線を逸らすことしかできなかった。 振る舞うと約束していた「北の誉」は未だに俺の部屋で眠っている。 俺「すまんすまん。今度ちゃんと埋め合わせするから許してくれ」 クルピンスキー「そう? なら、怪我もしちゃったし、情状酌量の余地ありってことにして今回はおおまけにまけて許してあげるよ」 俺「ありがとさん」 クルピンスキー「ふふっ、何をしてもらおうかなぁ」 俺「おいおい、お手柔らかに頼むぜ?」 クルピンスキー「それは、保証できないかな」 俺「やれやれ……」 なにを考えているのか、楽しそうに笑うクルピンスキーに、俺は肩を竦めてみせるが、表情は笑っている。 クルピンスキー「ま、それはいつかのお楽しみにとっておくよ。それよりもはやく飲もうよ」 俺「そうだな、まずは飲むか」 クルピンスキー「うんうん」 スコッチが開けられると、クルピンスキーの口元に瓶が傾けられ―― 俺「待った!」 そこへ俺の静止が入った。 クルピンスキー「なんだい?」 俺「コップは?」 クルピンスキー「ないよ?」 それがどうしたんだい、とばかりに軽く首をかしげながら言い放つクルピンスキー。 俺「なんで?」 クルピンスキー「別に、回し飲みすればいいじゃない。私たち、仲間なんでしょ?」 俺「うーん、まぁ、そんなもん……なのか?」 クルピンスキー「そんなもんさ」 なんだか半分納得できないが、スコッチ片手ににこにことご機嫌そうなクルピンスキーを見ていると、なんだかそれでいい気になったので、俺は納得することにした。 クルピンスキー「ん……んく……」 瓶に直接口をつけ、クルピンスキーがスコッチを飲む。 上下に動く喉仏の白さがどこか色っぽかった。 クルピンスキー「ぷはっ……ふぅ、やっぱり美味しいね」 服の袖で口元をぬぐうと、瓶を俺へ向かって差し出す。 クルピンスキー「はい。次は君の番だよ」 俺「おぅ」 瓶を受け取り、飲もうとするのだが、瓶の口が目に入り、動きを止めてしまう。 そう、先ほどクルピンスキーが口を付けていた部分だ。 クルピンスキー「どうしたの?」 俺「ん、あ、いや……」 やばい、と思ったのだが、 クルピンスキー「あ、そっか。右手だけじゃ飲みづらいよね。私が支えようか?」 俺「ああ、いやそれは大丈夫だ」 なんとかクルピンスキーはいい具合に勘違いしてくれたので、またまたほっとする俺だった。 俺「つーか、お前に支えられたら、一気飲みさせられかねないだろうが」 クルピンスキー「あ、ばれた?」 俺「やっぱりか」 おどけて見せるクルピンスキーを横目に、もう色々深く考えるのはやめてスコッチを傾ける。 漂う香りは、フルーツやシロップなどのどこかあまそうであり、その中に混じるアルコールがいいアクセントと感じた。 俺「んっ……」 飲み口は結構クリーミーでなめらか。 青リンゴの味わいなどジューシーなフルーツ感が一気に押し寄せるが、スパイシーな刺激が舌を包み込んでいく。 重厚な味わいだ。 俺「はっ……」 流れるスコッチが、喉に熱を感じさせる。 飲み終われば、熟成された深い甘みが鼻を抜ける。 俺「うん……うまい」 クルピンスキー「でしょ?」 にこりとクルピンスキーが笑みを浮かべる。 クルピンスキー「じゃ、次はまた私だね」 俺「ああ、ほらよ」 クルピンスキー「ん、ありがと」 月明かりだけが照明の深夜、二人はスコッチの瓶が空になるまで順番に飲み続けた。 濃く甘い味わいは、スコッチのもともとの味だけではなかったが、それにはどちらも気づくことはない。 もう深夜も遠に過ぎ、明け方と呼ばれる時間帯。 窓から白む東の空の光が差し込んでいる。 クルピンスキー「……」 酒盛りを終えて部屋に帰ったはずなのに、再び医務室にクルピンスキーが現れる。 俺「……」 今回は、いい具合にアルコールが回っているのか、俺は気持ちよさそうに眠ったまま起きることはない。 クルピンスキー「ふふっ」 声を抑えた笑みを零す。 クルピンスキー「ぐっすり寝てるね」 俺の顔の上で手をひらひらと振ってもなにも反応は返ってこない。 深い眠りに俺がついていることを確認すると、置きっぱなしだった椅子に座り、寝顔をじっと見つめる。 クルピンスキー「今日は、いやもう昨日かな? とにかく、色々迷惑かけちゃったよね」 普段の飄々とした彼女からは想像がつかないほど、静かで弱々しい声だ。 クルピンスキー「だけど、本当にありがとう」 浮かべられた笑みは、優しいものだ。 クルピンスキー「でも、君も無茶するよね。私は墜落し慣れてるんだから、放っておけばいいのに」 静謐な医務室に、俺へと語りかける言葉だけが響く。 クルピンスキー「もしかしたら、私が君をかばったから?」 すっとクルピンスキーの右手が俺の頬に伸びる。 クルピンスキー「もし理由がそれだけだとしたら、それはそれでちょっと残念かもしれないな」 最も冷え込む、明け方に人肌の温かさは心地よい。 クルピンスキー「ねぇ、君は私のことをどう思ってる?」 返事はなく、彼女も期待していない。 クルピンスキー「嫌いってことはないと思うけど」 言葉は途切れることなく続く。 クルピンスキー「同僚? 戦友? 酒飲み仲間? それとも……」 そこで、クルピンスキーは口をつぐみ、黙り込んでしまう。 外で、せっかちな小鳥のさえずりが聞こえた。 クルピンスキー「……一緒だよね」 俺の頬に手を添えたまま、立ち上がる。 クルピンスキー「間接キスをやっちゃえば、もう一緒だよね」 もう片方の手も俺の頬にそえられる。 クルピンスキー「起きないよね?」 どこかむずがゆそうに一瞬身をよじる俺だったが、それだけだ。 クルピンスキー「ねえ、そのままで聞いてくれる?」 徐々に、ゆっくりと彼女の顔が下がっていく。 クルピンスキー「本当に正直に言うとさ」 吐息のかかる距離、もうお互いが触れ合うまで数ミリという距離で静止する。 クルピンスキー「私は、好きだよ……俺」 うっすらとした、二つの影が一つになった。 ページ先頭へ
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ストライクウィッチーズ 第282統合戦闘航空団より 37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/23(木) 23 21 25 ID Qt2E6Wi1 美緒は私達と違って『さらし』というものでその豊かで柔らかな胸を抑え、支えているこの前美緒と一緒にお風呂に入る時、好奇心に任せてさらしを引っ張ってみた「わっはっは~おやめになってミーナ様~」するすると美緒に巻き付いたさらしは解けていき、美緒のボリュームのある胸が徐々に解放されてくる巻き付いたさらしの解けていく勢いで美緒はなすすべもなくくるくる回っていて滑稽だエロティックさと滑稽さの入り交じったこの光景はなぜか非常に私を興奮させたしかし、さらしが全てとけて、美緒が回転から解き放たれたとき、事件は起きた「はっはっはっはっはっはあぐがっ!!!!!」回転から解き放たれた勢いのまま美緒は壁に頭をぶつけてしまい、気絶してしまったのだ「美緒!!美緒!美緒ぉおお!」とりあえず出血はなく、少し腫れてるくらいのようなので大事には至っていないようだが「・・・脱衣所に二人きり、目の前には気絶していて、一糸纏わぬ美緒・・・」結局私はさらしを巻き直して応急処置を施し、悶々としながら美緒を寝室まで運び、一人で入浴した ̄〇 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O。/ >/= /‐=ニ= / ∧ /| ヽ「 ̄ / ./ // / ⌒1 l .i // . / / ./ / | l<トi l// / . /‐-//、 ノ ハ 「 il i´,ク/ / /f'7うハ ,〃 | i | l! |〈/ / 弋ソ _, へト | !リハ .V /┐ ィら7/i ハ | l ∨ ゞソ/ レ' ! i 丶 丶、 ' / 美緒のさらしを私のものにして、浴場にあった適当なさらしを着せただなんて言えない・・・! .∧ ト、 \ , イ (ホントになにもしなかったのよ!本当よ!)ノ ヘ | \/ `7| {ミヽ l |7/⌒イミ ! |/ }| l/ミr‐く j l ト l | くイ^ト ヘ | | 112 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 00 05 32 ID AhCZp7IN 芳佳 「ひゃあ!?」 ルッキー「シシシ・・・」 芳佳 「・・・(甘いな・・全然甘い。基本がなってないな・・・)」 ルッキー「?」 芳佳 「(ふん!所詮は餓鬼か・・・魅せることしか考えてない・・・)」 ルッキー「ん~?反応がないぞお?」 芳佳 「おい」 ルッキー「!?」 芳佳 「その程度ではそこのリベリオンの巨山を制覇できんぞ 基本から教えてやる。この後訓練だ。」 坂本さん「・・・え、えーと、自己紹介はソレクライニシテダナ・・(;・Д・)」 175 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 00 38 30 ID AgkbDqJl おっぱい揉まれた時の反応 芳佳「ちょ、ちょっとやめてくださぃ~~(揉まれるよりも揉みたいマジで派)」 坂本「・・・・・・楽しいか?(モチのロンロンです派)」 リーネ「もぉ~○○ってば~(本当は嬉しいよ派)」 ゲルト「ひっ・・・こらっ・・・やめ・・ろ・・・ふっ・・・(悔しい・・・でも感じちゃう派)」 ミーナ「あっ・・・ひゃうっ・・・はぁ・・・はぁ・・・(逆に引くよ派)」 エーリカ「あっ・・・・・・・ニヤニヤ、好きだね~(もっと見てくれ派)」 ペリーヌ「ひゃっ・・・ちょっ・・・いや・・・(実は揉んでないよ、というか揉めないよ派)」 シャーリー「よしよし、気持ちいいかー(なんか負けたような気分だよ派)」 ルッキーニ「アジャジャジャーーーー(日本語でおk派)」 エイラ「ちょ・・・・・・・・・・・今日ダケダカンナー(明日もOKだよ派)」 サーニャ「(びくっ)あっ・・・(サーニャをそんな目でミンナ派)」 582 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 15 53 35 ID +hfXnNWQ 第五○一統合戦闘航空団全記録 第二集 33ページより抜粋敢えて新人を厳しく突き放すバルクホルン大尉からは、戦場における姉としての気遣いが感じられた。>戦場における姉としての気遣いが感じられた。 /'////. . . . . . . . . . . . /. . . . . . . .l . . . . . .\ . . \'/////ヽ ////. . . ./. . . . /. /| . . . ノ. .| . . . .ヽ . .';. . . . ヽ/////} //// ./. ./. . . / _厶|-=.' . . . .|ヽ .. . . .'. . l. . . . . . ∨'//人 ///// ./. . ; ' . . -= ,' / |. . . . . . .i | \ | . |. . . . . . . ∨'///ヽ、 //////' /. . / . . . /| / | l . . |\´ ̄\ト、} 、 . . . .∨'////\ /////////. /! /. . /-l 「 ̄ハ l . . .| ヽ,二._j_∧ヾ\ .. . .∨/////ハ. {////////// | .|. . / _,.斗チ卞 ヽ∧ | イ _ノ }ハヾ ∨'; l . .'、/////} ` ̄ ̄ ̄/'´ ヽ| / イ ,ノ .}j \{ 弋 少 ノ∧Yヘ |∨`'ー ─' /| ∧ ヽ弋 少 . . ハ| ハ | { |,'{∧ . . , ,'_ノ .ノ';| ヽ!、‐ヘ '__/ `ーヘ ー‐ ' /〈___ やはり分かる人には分かるのだなぁ。さぁ芳佳、一緒に訓練しようねぇ・・・ 〉 ̄_>ゝ.. , イノ ヽ_〈 /. /{ > イ{ ∧ . \ /. /{_j/ _|> -- '´ | |_}_| ヽ . . . \ /. / /{」 |,」ヽ \ . . \ /. / ノ } \ / } \ \ . . \ 945 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20 36 46 ID dAUOD/x2 __ ,.=, ´ ` >=、- 、 ,ィ´;;;;ノ ! ヽ;;! /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;! 妹となら きっと ヤれること. /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! 体と体を リンクしようね ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` ゝ=-、 _ ノ 傷口を そっと 合わせたら , ィノ _ヘ>- < // ハ ゝ-Y-'^.i 非合法の配偶者 ヾ=-' l i . ̄ハ ) l l ノ .l! l .l どこまででも トべそう V/ 二 l! .V /! l! l 愛情は. ヾニハ A .! l! ! /L!V ! 法律も l l / ', ヽ l l レ ',. `! .変えるの L /. ',=.l ヒ/ Vリ ストライクウィッチーズ 第283統合戦闘航空団より 124 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21 53 56 ID ZbHVeNzw / | ! / ハ| \ | \ ヽ | ふふふ / | | .ハ/ / | \! \! 今日はストライクウィッチーズのDVD発売日だ /イ | | _/| |ノハ | / ヽ i | アマゾンから届いてるはずだから、早く基地に帰らねば { ハ | | /_孑≧ ヘ ! ,イう示ヽ\ |_ .ヽ | | ハ!〈 うオ 弋ソノ f トリ ふぅ・・・今日のネウロイは手強かったな |ハ |∧ 弋ソ 、 //// /ノ/ さて、アマゾン箱はっと・・・・・・ ヾ ト ヘ/// _ , '< ん? あ、開けられている・・・だと!? <ヘ f/ ̄ | / 7 .ト > / / `>ゝ - 'イ ‐'´| | だ、誰だ。人の断りもなく開けた奴は _/ /_/∧i  ̄ ト 、 | | クッ 硬派で通っている私が、 ∧ー―| ヘ\ /| ヘミミト 、 ストライクウィッチーズのDVDを買っていることがバレたら・・・ / i | ∨|Ⅵ 「T| i ∧ ただの妹好きの変態だと思われるではないか!! ∠⌒つ / | | \/ └┘| / i / /⌒ 、 / |ー―Lwww》=《wwN く | ?おい、ミーナ? さっきから何にやけてるんだ? | / / / 7 ! / <イ∧ ト> ヽ { おいったら。まさか・・・・お前が開けたのか? L / ∧ _ //_ |d | -‐ } ヘ 人の通販はあれほど見るなと言っただろ!!! 7> _∧ / } '´ { ! | || / ヘ あと部屋の掃除をした時、机の上に妹本をのせるな! | . .| / ヘ / | } | ∧ ヽ、 お母さんかお前は! 944 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 15 18 11 ID fyNYw14Q ゲルト「宮藤・・・私のことを『お姉ちゃん』と呼んで・・・いやすまん、なんでも無い」 ゲルト「おねえ・・・ちゃん?」 ゲルト「!!・・宮藤、今なら素直に言えるよ。私はお前を愛してる。」 ゲルト「うっ・・・ぐすっ・・・」 ゲルト「・・・そうか、すまない、一方的に私の気持ちだけをぶつけて・・・」 ゲルト「ううん、違うの。嬉しいの。私も・・・お姉ちゃんと同じ気持ちだったから」 ゲルト「!!!!」 ゲルト「お姉ちゃん、キス・・・して?」 ゲルト「あ、ああ」 ゲルト「あとね、私のことも名前で呼んでほしいな・・・」 ゲルト「芳佳・・・」 ゲルト「お姉ちゃん・・・」 リーネ「ずいぶん浸っておられるようですね?」 ゲルト「私に気取らせないとは腕を上げたな、リネット・ビショップ」 リーネ「やはり貴女とは決着をつけなければならないようですね」 ゲルト「貴様如きが私に勝てるとでも?」 リーネ「なおも進化を続けるエース級にもはや敵など無いわ!」 ゲルト「よかろう。大きさだけが全てではないこと、教えてやろう!」 サーニャ「まさかあの二人、あれで戦うつもりじゃ・・・」 エイラ「知っているのかサーニャ!?」 続かない。 ストライクウィッチーズ 第284統合戦闘航空団より 275 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 20 00 52 ID ey7pXVB カチカチ『『大好きだ!ハルトマン!』』カチカチ『『大好きだ!ハルトマン!』』「はぁ~、手に入れるのに苦労したよこの『秘め声レコード』、扶桑のほうでもかなりのウラモノらしいからね」「トゥルーデの声が、トゥルーデがいなくとも聞けるだなんて、ホントたまんないよ」本当にトゥルーデがこんなこと言ってくれればいいのになあ・・・・・そんな想いを馳せながら私はレコードを聴き続ける「はあっ・・・ふっ・・・トゥルーデ・・私も・・・んっ・・・んっ・・」草木も寝静まるような深夜、耳に聞こえるのは情事に耽る私の口から漏れる息と淫らな水音、プレーヤーから流れるトゥルーデのはっきりとした声だけだしばらくトゥルーデの声に夢中になっていた、深夜だから誰も起きていないだろうとたかをくくっていたのが間違いだった「エーリカ、大丈夫かエーリカ!?入るぞ!」私の部屋のドアが開かれてしまった。しかも開いたのはよりによって、トゥルーデだった。レコードに夢中でノックされていたのを聞き取れていなかったようだ「用をたすために起きたらおまえの部屋から私に似た声が聞こえたんだ、何事かと思ったら・・・これは・・・」心臓をわしづかみにされたような気分だ、こんなものを聞きながら快楽に耽っていたことを、よりによってトゥルーデ本人に知られてしまったのだいやだ・・・やめて・・・そんな目で私を見ないでよトゥルーデ・・・私・・・私・・ううっ・・・ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 _/´ _,_ `丶、 / ^^ _____ \ ( ,,,r-=ニ@,ニ,,__ ヾ,, ) `ト,-=7 ̄ ̄ `>ェ=´ Y´ィェ,ャr-=≠ミ| |.| />イ! リ` ! リハ リ ハ;;;;∧ 、_ イ '' この時代にレコードとか無いよって言われたらおしまいだけどね \;;;;ミ;゙>,,、, ィヾ!/ `ヾ,〉ヾ∧ノ`i ノ;;;//;;;;イ;;| /;;;;;;| !;;;;;|.|;;| |;;;;;;;| ;;;;;;ハソ、 ト--〉ミ--ソト,,` . | | Y ',ヾヽ | .| .', ', ゙゙゙ . | . | ',. ', .ト-| ',ノi ヒソ ヾソ 353 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 20 41 36 ID ey7pXVBc 「クリス、今夜はお姉ちゃんが本を読んであげるぞ、ベッドに入りなさい」「わ~い!うれしいよお姉ちゃん!」「よしじゃあ読むぞ、今日読むのは『なかのいい しまい』というお話だ」「わくわく」《昔々、あるところにとてもまじめで誠実で誰もが羨むようなお姉ちゃんと、そのお姉ちゃんにはとてもかわいらしく、やさしい妹がいました》《姉妹はとってもなかよしでした、どんなときでも二人は一緒でした、もちろん眠るときも一緒です》《二人は仲良しなので、スキンシップも当たり前、今夜も布団の中でやさしいスキンシップの時間です》「・・・まずおねえちゃんはかわいい妹のやわらかいふとももや首筋をさわさわしました」「!?おねえちゃん~突然やめてよぉ~くすぐったいよ~」「そして次にお姉ちゃんは、妹のやわらかく潤った唇に自分の唇を重ねました」「・・・ちょ!お姉ちゃんっ!?んぷっ!」《妹は言いました『お姉ちゃん、こんなことされたら、眠れないよぉ・・・』》ページはここで途切れているようだ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 __ ,.=, ´; ` >=、- 、 ,´;;;;;ノ ! ヽ;;! /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;!. /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` ゝ=-、 _ ノ クリス、わたしとおまえでこの物語を紡いでいこうじゃないか , ィノ _ヘ>- < // ハ ゝ-Y-'^.i ヾ=-' l i . ̄ハ ) l l ノ .l! l .l V/ 二 l! .V /! l! l. ヾニハ A .! l! ! /L!V ! 583 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 23 00 24 ID ZwXDv734 坂本「今日は模擬戦闘訓練を行う!」ミーナ「私と少佐は審判をやります。なので残りの9人で三人一組を作ってもらいます。 既に私と少佐の方で、階級や魔法能力を考慮したチーム分けをしてあります。 それではチームメンバーの発表をしていくわね。」~Aチーム~ エーリカ&ペリーヌ&リーネエーリカ「ペリーヌ、足引っ張っちゃダメだよ?」ペリーヌ「なっ、なんでわたくしを名指しするんですの!?」エーリカ「えー、なんとなくかなぁ~♪(からかうと面白いなー)」ペリーヌ「な!?なんとなくって・・・!」リーネ「あ、あはは・・・(苦笑)」ミーナ「このチームはどちらかというと攻撃重視ね。」坂本「ああ、ペリーヌの雷魔法にハルトマンのシュツルム、そしてリーネの遠距離射撃。 攻撃面では申し分ないが、守備面でどう立ち回るかが見ものだな。」~Bチーム~ シャーリー&エイラ&ルッキーニエイラ「はぁ・・・サーニャと違うチームだなんテ・・・」ルッキーニ「エイラぁ~元気だせよぉ~ウリャ!(もみもみ)」エイラ「ぅわっ!な、ナニ触ってるんダヨー!」シャーリー「あっはっは!エイラも食べないと大きくならないぞ!」坂本「Bチームは加速力と回避力が群を抜いているな。」ミーナ「そうね。守備面は万全だけども、攻撃面がやや不安定。 そのためコンビネーションを必要とする機会が多そうね。」~Cチーム~ ゲルトルート&サーニャ&宮藤宮藤「バルクホルンさん、サーニャちゃん、よろしくお願いします!」サーニャ「芳佳ちゃん・・・こちらこそよろしく・・・。 バルクホルン大尉も・・・よろしくお願いします。」ゲルト「あ、ああ、よろしく頼む。」 __ , <  ̄ `>、 / i ヽ ヽ、 / ;! /l ; \ ヽ // / / ;ハ / Vト、i ヘ ハ ,イ/ / / / ,Y- ハ ヽl ヘ l. // / イ // l i ! l! .V '; ! jイ ;イ ;∠ィ-―- vヘ |-t―ト、 V. l / l / ,イチム V!ィ升へ V v-、) (宮藤は妹、サーニャも妹. ´ l 人! 弋_ン ' 弋_ク V.,イ/ 我がチームは圧倒的じゃないか! レ ハ , /_ノ '´ シスターストリームアタックも夢じゃないな!) rニヘ、 ,____., / _二9 / ;> `ーi!′ ィ´l_ハ ヽ. / 9 /`!ー .<ト、 ! ヘ l l/ lノ ,V ヽ、 l l l; ィ/ lヘ _ ノ/ _ .へ!、 l_ r‐(二イ レ^ く_ //// ト、_ コ-、 / l i / ヽ! / Li/ l / l坂本「バルクホルンの奴、心ここに在らずだな。」ミーナ(トゥルーデが模擬戦闘中、2人を襲いませんように・・・・) 611 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 23 11 28 ID ey7pXVBc サーニャ「・・・エイラ・・優しく・・・脱がせてね・・」エイラ「わわわわわわわわかったたたたたたたたた」トゥルーデ(サーニャ脱がせてぇ・・・くちゅくちゅ)エーリカ(トゥルーデ脱がせたい・・・)ミーナ(エーリカ脱がせたい・・・)芳佳(部隊ナンバー3のおっぱいを拝みたい・・・)もっさん(宮藤の着替えをまた見たい・・・)ペリーヌ(少佐・・・少佐・・・少佐・・・はぁっ・・・はあっ・・)リーネ(ペリーヌさん・・・)ルッキーニ(リーネのおっぱい揉みたいウジュー)シャーリー(ルッキーニのちっぱい舐めたい・・・) ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O。 ` ´  ̄ ` ´ y ! /ヾ, | V\/Vi | !ヽゝ ノイ/ この部隊、マジキチしかいないよ・・ \ヽへノ/ 》┃ 《、 /イ. ┃ .ト \ // / ┃ ト\ \、 'ヽ__イ ┃ i 、 \_/ _ `--┻--'  ̄ |※V`-'/',`ー' i_  ̄イ-v/ ',-v |※| i A/ ',A| ̄ し' 'J 666 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 23 45 03 ID /uV6C3An , - _ / `ヽ / / ', / / ', ! / ハ i ', 私はいつも良い姉でいたいと思っている V-、/ /;! ヽ; ! i l , -l / ; イ7 /; ;l ハヽ! l;l しかしだ。芳佳やクリスの様な妹がいたらどうだ? `7ハl /!//; ; ; ; ;! ;イノレ! /j お前達は正気を保てるのか? /,!_レ;'ト、 .レ' '´l' l / 保てるわけが無い , L!| ',、 ヽ、 -_ イ jシ r´ー'´ ! ヘ` く ! `i、! このカールスラント軍人でも硬派で通っている私でさえ l ヽ、 .l ヽ、!.ノ l 7! 濁流の様に妄想が次から次へと溢れ出てしまう l V ! __ |-、_ ! !_ ! l ´ ̄ ヽィハ.V l l 先日、芳佳の湯飲み茶碗に間接キスをしそうになってしまった ! l / } l ! .! ヘ が、だ・・・・やはり姉としてこれはイカンと思ったわけだ l ! / ,' L! / ヽ、 だから箸で我慢した / ! / ハr―r-く ! ! / /. ハ .に_ト、 より良い姉でいるのは神経を使うものだ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ー' ̄ ̄ ̄ 776 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 00 56 44 ID nzjluQmx ペリーヌさんが訓練を終えて帰ってきた。私たちに声をかけることなくすぐにソファーに倒れ込み、彼女は眠ってしまったようだ、相当疲れていたようである。「ソファーの上で私たちも気にせず眠っちゃうだなんて、かわいいですよね」疲れてソファーの上に丸まって寝息を立てるペリーヌさんは、彼女の使い魔よろしく猫のようでとてもかわいらしかった。「私はなにかペリーヌにかけるものを持ってくるよ」と言って坂本さんが部屋を出ていったその時、突然ペリーヌさんから耳と尻尾が生えた。「う~ん・・少佐・・・そんな・・・あん・・やめてくださいまし・・・いや、もっとやって・・・」思わず耳と尻尾を出してしまうとは興奮状態なのだろう。どんな夢を見ているのだろう・・・想像しただけで顔が赤くなってしまう。彼女のゆらゆら動くかわいい尻尾につい興味が湧き、私は尻尾を掴んでみた。「ひあッ・・・あっ・・・」彼女は顔を赤らめ、小さな悲鳴をあげた、同時に彼女の体がびくんと動く。 ・・・これは面白くなってきた。もっと尻尾を触る、撫でる、擦る。「やめてくださいまし・・・あっ・・・はあっ・・はあっ!・・・」どんどん彼女の息も荒くなる、既にペリーヌさんは目を覚ましているのだろうが関係ない、私は彼女の尻尾を弄り続ける。彼女の眠っていたソファーは既に汗とは別の液でびしょびしょになっている。坂本さんが戻るまでずっと、この甘美な時間を楽しませてもらおう・・・ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O。 ト 、 __ _ _ ..ィ .', _ >- ニ、 ` .く / ' .ィア´ , / ヽ、ヽ、 ./ /イ V. / /;イ .ヽ、 ヽ ', /. ' l ! i l.ハ.! .ヘ l、! .トイ l ハl ィ7 ヽ、 ト、-lト、!`! リ lハ | ´ ` `' l l./. Vl '⌒ ⌒ヽ .lハ' ヘ、 ┌┐ .ィイ ペリーヌさんは尻尾が弱いんだね ` -` - <i /. K´{=lY l Y l ト,. l '; リy.,リ l┐ノ`). P l! / / ゝ-'. ノ!⌒! / ヽハ. / Y^Y `フ !. ∩ `- 二!三ニ-イ、_ ノ.ノ | ーTl ー 7ー ´ 779 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 00 59 25 ID tOI6trpJ ゲルト評では頑固者で上層部から嫌われていた。守ってやらにゃならん奴。 リーネ評では空気 ハルトマン(姉)はやっぱ謎が多いな 786 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 01 03 59 ID nzjluQmx 779 / \ . ゙ \ / // / ヽ. / // / ,〃 } ', ,′ l/ / / / ,ハ l| ! i | /7 ─/、 / イ │ l| l i |/ _厶./_ / / / | | . ! { i │ィf{ノハ ゙ヽ / / ノ_ `ヽ.|| │ 空気だのなんだの言われても. | l', │代ノ ノ / ィぅュ、ノ| | トゥルーデに名指しにされたりトゥルーデに守ってやらなきゃって言われただけでも | l ', | ¨´ んノハ} | l | 私的には大勝利ー │ ', | ヒ ノ '゙/ ! ,l│ ', { ト、 ' ハ ! /jノ ' ,ハ从 { ` ァ ′| / V ノリ 丶、 `ー- ' ノ | / / r‐√` ...、 丶. _,. '´ j/レ′ 丿 .\ . . ` ..../「[ /{ ..\ . . 几、\ ..、 /.. ..\ノ {{ .\ | ヽニユヽ、 仁二ユ . \ ..\ヾ . | ', /. .  ̄ ̄\ . \ /∧ヾ ノ\ .∨. | ..ヽ ..\ /. i「 ̄ ii `ー-ヘ } } ..\/. ii 0 !! ヽ { 926 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 04 42 07 ID /04Yn/5M お姉ちゃんが宮藤さんに会わせてくれるらしく一緒に船で扶桑に向かっていた。明日には扶桑に着くらしい、夕食を食べているとお姉ちゃんは嬉しいのかソワソワしていた。「モグモグ・・・あれ、お姉ちゃん食べないの?明日には扶桑につくtt・・・あれ・・・ガタン」食事中に私は突然強烈な眠気に襲われて、テーブルに倒れこんでしまった・・・誰かの名前を呼ぶ声起こされ、気が付いた私は何故か診療所のベッドで寝かされていた。「良かった・・・芳佳ちゃん・・・心配したんだから・・・芳佳ちゃん」知らない名前を呼ぶ髪の長い女の子が起きたばかりの私に抱きついて来た。ベッドがら起き上がると服が紺のボディースーツに水兵の様な妙な服に事に気付く。「あなた・・・誰・・・?あれ・・・お姉ちゃん?お姉ちゃんはドコ!?」診療所から駆け足で飛び出して外を探し回っていると船の汽笛が聞こえた―― ̄ ̄O ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O。 ,..-  ̄ -...、 / \ / `, / i 彳 | , ∧ヽ 、 / 、 i レ} ル| V/ i!\ 乂 _ i , | `| レ'| i V ̄_ i! × ! \ `! | ハ| | !ト !イ升 ` ` 「弋-l| ノ i! / Vヾ 弋」 ! ソ| /-、!/ <まさか!!! i `- ' レ_ 'ノ' \ i--、 イ/ ` -、-┘ イ' レ _ /\ 940 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 05 57 01 ID /04Yn/5M 料理に睡眠薬を盛ってクリスを眠らせ、あらかじめ用意していた扶桑の衣装に着替えさせる。その後は当初の計画通り、私は宮藤と落ち合う予定の場所へと向かった。遠くからでも宮藤はすぐに私を見つけて手を振っていた、きっと待ち遠しかったのだろう。「あっ!こっちですよー!バルクホルンさーん!お久しぶりです、バルクホルンさん」宮藤には”クリスが会いたがってるので、一緒に故郷に来てくれ”という話しになっている。「すまないな宮藤、わざわざクリスのために故郷に来てくれるなんて・・・クリスも喜ぶ」気にしないでくださいと言った風に遠慮する宮藤に心ばかりのお礼に私は服をプレゼントした。「わぁー!ありがとうございます!早速、着てみますね!モゾモゾ・・・可愛いですねこの服!」宮藤の姿に私は一瞬見惚れてしまう程、クリスの服がとてもよく似合っていた。「あぁ・・・とてもよく似合っているぞ宮藤・・・ほら・・・髪が跳ねているぞ・・・ナデナデ」頭を撫でられて恥ずかしがる宮藤と一緒に私は故郷へと向かう船に乗船した―― ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O。 /'////. . . . . . . . . . . . /. . . . . . . .l . . . . . .\ . . \'/////ヽ ////. . . ./. . . . /. /| . . . ノ. .| . . . .ヽ . .';. . . . ヽ/////} //// ./. ./. . . / _厶|-=.' . . . .|ヽ .. . . .'. . l. . . . . . ∨'//人 ///// ./. . ; ' . . -= ,' / |. . . . . . .i | \ | . |. . . . . . . ∨'///ヽ、 //////' /. . / . . . /| / | l . . |\´ ̄\ト、} 、 . . . .∨'////\ /////////. /! /. . /-l 「 ̄ハ l . . .| ヽ,二._j_∧ヾ\ .. . .∨/////ハ. {////////// | .|. . / _,.斗チ卞 ヽ∧ | イ _ノ }ハヾ ∨'; l . .'、/////} ` ̄ ̄ ̄/'´ ヽ| / イ ,ノ .}j \{ 弋 少 ノ∧Yヘ |∨`'ー ─' /| ∧ ヽ弋 少 . . ハ| ハ | { |,'{∧ . . , ,'_ノ .ノ';| ヽ!、‐ヘ '__/ <さぁ・・・行こうか `ーヘ ー‐ ' /〈___ 〉 ̄_>ゝ.. , イノ ヽ_〈 /. /{ > イ{ ∧ . \ /. /{_j/ _|> -- '´ | |_}_| ヽ . . . \ /. / /{」 |,」ヽ \ . . \ /. / ノ } \ / } \ \ . . \ 957 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 07 48 15 ID nzjluQmx 「ふぅ・・・秘め声レコードの収録終わり・・っと・・・」「リーネ・・・聞いたよ・・・」「ハルトマンさん!?どうして・・・」「酷い・・・酷いよ・・・私が空気だなんて・・・これでも一緒に戦ってきた仲間なんだよ・・」「あれは・・」「私はリーネにとってそんなものなの・・・?私ってそんなにいらないのかな?私達はチーム、そして家族だってずっと信」「・・・違うんです!!違うんです!」「!?」「空気っていうのは・・・なければ私達は生きていけませんよね、必要不可欠なものです」「私にとってハルトマンさんはそういう存在なんだって伝えたかったんです、誤解してしまうようなことを言って・・・ごめんなさい」なんということだ、私は彼女の言葉の真意も深く考えずに彼女を責めてしまっていたのだ「・・・ごめんね・・・ごめんね・・・」私が震える声でそう言いながら、涙を流すリーネを抱きしめると、彼女も抱きしめ返してくれた「本当に・・・ごめんね・・・」私はリーネの胸に顔をうずめた、年下とは思えないほどの包容力には驚きを隠せない私が彼女の胸に染みを作っている間、私の頭には優しく暖かい水滴がぽたぽた降っていた ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 _/´ _,_ `丶、 / ^^ _____ \ ( ,,,r-=ニ@,ニ,,__ ヾ,, ) `ト,-=7 ̄ ̄ `>ェ=´ Y´ィェ,ャr-=≠ミ| |.| />イ! リ` ! リハ リ ハ;;;;∧ 、_ イ '' リーネはある意味エース級~ \;;;;ミ;゙>,,、, ィヾ!/ `ヾ,〉ヾ∧ノ`i ノ;;;//;;;;イ;;| /;;;;;;| !;;;;;|.|;;| |;;;;;;;| ;;;;;;ハソ、 ト--〉ミ--ソト,,` . | | Y ',ヾヽ | .| .', ', ゙゙゙ . | . | ',. ', .ト-| ',ノi ヒソ ヾソ 963 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 08 28 14 ID XVyubcoX l/ l /l /ハ l \ l ! '; ', / / ;ィ / l // l V! ヽ! l '; l 今日は、私が料理当番だ / /! _ / / l ! /イ ! ヽ l ト、 V! ここは一つ、. / /.l i ! 7>!K ヽ l ヽ _jノ x- ヘ 芳佳に料理が上手いことをアピールする良い機会だ j/ l ;| レ' r≠=≧x ヽ L _ ≦≠x、ヽ! ハ !. !/ ! ハ く. lr'_ノ ! ヽl、 ' l_ノ l ) V ハ .ソ 「バルクホルンさん、料理がお上手なんですね。結婚してください」 ' ! l ヘ ヾ._ソ V_,ク .ハ !ノ '; l、 ハ / _V 恐らく、こうなることだろう V ヽ_l、 ' /≦ _ iこヽ、 _ ノ くー-' やはり、カールスラント料理といえばジャガイモ・ピクルス・ヴルストか / i> ´ _` .イ_ハ ' , ここは、パンズに全て挟んで出してやろう / / ri>/ ヽ、イト、 l、 ' , 名づけてゲルトバーガー・・・・因みにホットドッグとは違うからな。うん / / /r'i/ / ーヘ )! \ .V ' ,. / ;;ノー' !l '´ / V l iヽ V ' , 芳佳は喜んで食べてくれるかな / ;イ / . l! ´ /V! レニ\ .' , ・・・・こらっ!芳佳。ピクルスはとるんじゃないっ 964 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 08 40 59 ID aBIZKyQS |ト、 .-y=====┐.. イ! || ' . / ヽ. `く || |レ'. . ノ  ̄ ̄ ̄ \ . ヽ!! /_/ ∞ \ ', [___________] l. / . . .,'. . .. l/‐-/ l. / -',. . . . , V. . ‐l . . ちホ /ちホV. . .', ,. '. . .{ |. ./{ ト-j ト‐j l∧. .'、 バルクホルンさん、料理がお上手なんですね。. ∠イ',八__|/_ `´ `´ ハ.∧. .\ はやくおかわりもってこいよ。 )ハ \ 'ー=-' ノ  ̄ Vl 〕 r≦ ,x ヽ `x / \ヽ \___} //ヽ 978 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 09 41 55 ID ExG8AoHY 964 / / i \ / / ;イ l ヽ / / / / ノ ハ ヘ. / ;/ / / /_ イ l ヽ、 ハ、 レ' / _ /-ニ/< / _レ=トl、 ! ヽ、. / ;イ '´ ∠7 /. / ;イ ! l V ハ ト、ヽ、 / ;ハ/ /xイ/二ヽ / / j /二ミxV l l ! `ヽ. / / ! /./7 ひ ハ // ん.ハjハ 》 l .! !. l/ l ∧. 弋zソ ' 弋zソ ハ ! ソ l /.ハ 、、、 , 、、 .,' ハ l お姉ちゃんに向かって何て口をきくんだ芳佳 レヘ ` .', ,レ' j! ひょっとしてアレか? 反抗期なのか!? に二 ∧ / / V__> こ 二 ) イ ヽ、 ィ / l_》 l` 、 ィ /ハ ヽ ィ' フ´ ;;彡' /l ` ト、 // .! } / ./ ;;彡'" _../ ト、 !V \ .ノ l〃 ./ /´ _ ィTこ! ヽ \ / } \ ノl / /r=< 》 ヽ Yヽ ! ,、. Yヽ、.V / ./ ` < ̄ l V } V //》 !、 ヽ、. l { / i ! ヽl / l// ! ` ー'^ヽ_. ! ト、 V l. l ,.-、_r‐ニ^Vコ^v-、_ .l / ヽ 1000 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 10 34 51 ID XVyubcoX / | .ト \ \ ヽ / | ! / ハ| \ | \ ヽ | 1000なら / | | .ハ/ / | \! \! 第285次スーパーお姉ちゃんタイムスタートだ /イ | | _/| |ノハ | / ヽ i | { ハ | | /_孑≧ ヘ ! ,イう示ヽ\ |_ .ヽ ルッキーニ、好きなもの買って良いぞ | | ハ!〈 うオ 弋ソノ f トリ サーニャ、お姉ちゃんのベッドで一緒に寝ようじゃないか |ハ |∧ 弋ソ 、 //// /ノ/ エイラ、ちょっと私とお前の相性を占ってくれ ヾ ト ヘ/// _ , '< リネット、お前は・・・・まぁいいや <ヘ f/ ̄ | / 7 .ト > ペリーヌ、泣きたい時は私の胸をかしてやろう / / `>ゝ - 'イ ‐'´| | ハルトマン、私のズボンを貸してやるぞ _/ /_/∧i  ̄ ト 、 | | シャーリー、おっぱいを揉ませてくれ ∧ー―| ヘ\ /| ヘミミト 、 ミーナ、背中の流し合いをしようじゃないか / i | ∨|Ⅵ 「T| i ∧ 坂本少佐、お姉ちゃんって呼んでいいですか? ∠⌒つ / | | \/ └┘| / i 芳佳、結婚してくれ! / /⌒ 、 / |ー―Lwww》=《wwN く | | / / / 7 ! / <イ∧ ト> ヽ { L / ∧ _ //_ |d | -‐ } ヘ 7> _∧ / } '´ { ! | || / ヘ | . .| / ヘ / | } | ∧ ヽ、
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店舗特典 ●エビテン(ファミ通DXパック) 描き下ろしB2タペストリー、オリジナルクリアファイル4種セット、描き下ろしマグカップ、特別なクエスト(3種)とギフト(3種)が入手できるQRコード http //ebten.jp/p/7015012070501 http //ebten.jp/eb/p/sekaiju4/tap.jpg http //ebten.jp/eb/p/sekaiju4/file4.jpg http //ebten.jp/eb/p/sekaiju4/mug.jpg ●メディアランド 描き下ろしブロマイド http //www.m-land.co.jp/fs/medialand/4984995900797 http //www.m-land.co.jp/img/toku/4984995900797-t.jpg ●ワンダーグー 描き下ろしテレカ http //e.wonder.co.jp/MxMDetail4/-1/0/1/1799917113284/00000117/ http //e.wonder.co.jp/000001/product/3284/1_1799917113284_file_0.jpg ●ソフマップ 描き下ろしテレカ http //www.sofmap.com/product_detail/exec/_/sku=11808321/-/gid=GF11030000 http //www.sofmap.com/ec/topics/3277/11808321_t.jpg ●いまじん 描き下ろし図書カード http //imagineweb.shop25.makeshop.jp/shopdetail/009000000424 http //imagineweb.shop25.makeshop.jp/shopimages/imagineweb/0090000004242.gif ●HMV・ローソン 描き下ろしマイクロファイバークロス http //www.hmv.co.jp/product/detail/4979769 http //img.hmv.co.jp/news/image/9/12/0517/headline-0005.jpg ●トレーダー4号店 オリジナル缶バッチセット(台紙付き) http //www.messe.gr.jp/tvgame/view_item.php?item_id=mRdceceermm http //www.messe.gr.jp/images/item/tvgame/19828_133958392910979500.jpg ●あみあみ オリジナル図書カード http //www.amiami.jp/top/detail/detail?gcode=TVG-3DS-00637 http //img.amiami.jp/images/product/review/122/TVG-3DS-00637_16.jpg ●ファミーズ オリジナルテレカ http //www.fammys.com/item_detail/209007410695/1/ https //ns3.netartz.com/fammys/imgdb/topics/s1725-1.jpg ●ゲーマーズ オリジナルランチョンマット http //www.anibro.jp/tokuten/cs_1207.html#no0705 http //www.anibro.jp/tokuten/image_fair/sekai_tokuten.jpg ●ステラワース ブロマイドセット http //www.stellaworth.co.jp/shop/item.php?item_id=7NqPIPqGP7q category_id=qITdVdHVYT8 http //www.stellaworth.co.jp/images/item/shop/4035_134000790733441600.jpg ●メディオ オリジナルテレカ http //medio.bz/item.php?cc=155 item=4984995900797 http //medio.bz/image/97/4984995900797/tokuten1.jpg ●アニメイト オリジナルマイクロファイバーミニクロス http //www.animate-onlineshop.jp/products/detail.php?product_id=1147899 http //mobile.animate.co.jp/original/upload_images/ga20120705sekaiju.jpg ●シーガル オリジナルQUOカード http //www.seagull-jp.com/date/tv/3ds011.html http //www.seagull-jp.com/img/tv/3ds011t.jpg ●エンターキング オリジナル缶バッチ(3種) http //item.rakuten.co.jp/enterking/4984995900797a/ http //www.enterking.jp/img/sq4.jpg ●TSUTAYA TSUTAYA限定QRクエストアクセスカード http //www.tsutaya.co.jp/game/ms/sekaij4/index.html 先着購入特典 本作のサウンドコンポーザー古代祐三氏が楽器の生録音をする際、そのスコアを 作成するためにPCで作ったラフバージョンが5曲収録されています。さらに、 ゲーム中にはわけあって入ることのなかったアウトテイクサウンドも2曲収録。 このCDでしか聞くことができない曲となっています。 また、ジャケットおよびサウンドトラック内には日向悠二氏の 描き下ろしイラストが収録されています。 数に限りがあり、豪華な特典のため、ご予約はお早めに! 収録曲 1:迷宮 I 碧照ノ樹海 2:アウトテイク 街景 触れる風は優しく 3:街景 宵闇は温き安らぎ 4:街景 マルゲリータの午後 5:戦場 疾風 6:つかの間の安らぎを 7:アウトテイク 街景 万事よきように ※一部販売店において取り扱いがない場合がございます。本特典は先着購入特典です。 数量がなくなり次第終了となります。詳細については、店舗にてお問い合わせください。
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応接室 「お久しぶりです。ミーナ中佐、坂本少佐」 「遠路遥々ご苦労だったな、大尉」 「本当に久しぶりね、サーシャさん。そちらの方は大丈夫?」 ピシっと型通りの敬礼を取る少女に、美緒のみならずミーナも同様に笑いかけた。 癖のある麗しい長い金髪に、とても軍人には見えない華奢な身体をした北方美人が二人の前に立っていた。 彼女の名前は、アレクサンドラ・I・ポクルイーシキン大尉。第502統合戦闘航空団“ブレイブウィッチーズ”の戦闘隊長を任される若き天才である。 「此方の戦線も芳しくはありませんが、かといって悲観するまでには至っていません。皆、頑張ってくれています」 その言葉に、美緒はかつて指導を受け持っていた下原定子を、ミーナはグンドュラ・ラルやヴァルトルート・クルピンスキーの顔を思い出す。 だが、定子の顔は泣きっ面で、豪放磊落なラルと享楽家な伯爵に一抹の不安を感じてしまう。 二人の心中を感じ取ったのか、サーシャは端正な顔を苦笑に歪める。 「それで、我々が戦ったネウロイに関してなんですが――」 それから、時間をかけてそれぞれの部隊で得た情報を交換していく。 そもそも彼女の目的は情報交流だったのだ。当然といえば当然だろう。 応接室のソファーに腰掛け、ミーナは三人分の紅茶を入れた。 語られる情報は様々で、新型ネウロイの考察や空戦における新たな戦術、挙句の果てに各国軍上層部の思惑など、それぞれ貴重なものを得たようである。 たっぷりと三時間以上も話し、サーシャが乾いた喉を潤そうと、すっかり冷めてしまった紅茶を口にする。 今だな、とばかりにタイミングを見計らっていた美緒が、今回の情報交流で一番聞きたかったことを口にした。 「――――強化外骨格開発部隊、を知っているな?」 その言葉に、ピクリとサーシャの肩が揺れる。 動揺を表には出すまいと努力しているようだが、残念ながら完全には隠しきれてはいなかった。 「それを何処で?」 「わざわざ隠し立てする必要もないか。ミーナ、構わないな?」 「……そうね。つい先日、強化外骨格開発部隊は、この基地に配属されたわ」 「そう、ですか。俺さんが……」 「我々としても、ああも秘密の多い部隊はどうしたものかと持て余していてな」 「……………………」 「我々に教えられる範囲で構わん。あの部隊や強化外骨格、そして俺少尉について教えてもらえんだろうか」 それから暫く、応接室に沈黙の帳が降りた。 サーシャはどう答えたものかと悩み、美緒とミーナを辛抱強く彼女が口を開くのを待った。 一体、どれだけの時間が過ぎただろうか。やがてサーシャは意を決し、口を開いた。 「申し訳ありません。お答えできることはありません」 明確に、美緒の頼みを拒絶した。 はぁ、と二人は大きく溜息を吐き出す。何となく、そんな言葉が返ってくるのは予想していたのだ。 「……それは、箝口令が布かれているということか?」 「はい。ブリタニア空軍からや正規の命令ではなく、チャーチル首相からの個人的な要請ですが」 ふむ、と顎に手を当て、美緒は考え込んだ。苦し紛れに放った言葉に、思いも寄らぬ返答があったからだ。 布かれた箝口令――その出所が分かるとは思ってもいなかった。 ブリタニア空軍からではなく、チャーチル首相からの要請となれば、チャーチル首相が尽力して設立した部隊の内情を知っているものは極めて少ないのかもしれない。 それこそ、ブリタニア空軍内部においても――もしかしたら、あのトレヴァー・マロニーですら。 「そして、私の意思でもあります」 「貴方の、個人的な感情に流されてのことかしら?」 暗に、惚れた男を庇いだてしているのではというミーナの台詞に、カっとサーシャの白い頬が赤く染まる。 それが怒りによるものなのか、図星を突かれた故の羞恥によるものなのかを判断することは出来なかった。 「これは私達、第502統合戦闘航空団全員の意思と受け取ってもらって構いません」 「………………そうか。大尉達に、そこまで言わせるか」 「はい。私達は俺少尉が信頼に値する人物だと信じています」 その言葉に嘘はない。恐らく、他の502の隊員に同じ質問をしても返ってくる答えは同じだろうと二人は判断する。 そうせざるを得ないほど、サーシャの言葉は信頼に満ち溢れたものだった。 「ごめんなさいね。勝手に立ち入るようなようなことを聞いてしまって」 「いえ。男性と一緒に戦う機会なんてウィッチとしては限られてきますし、ましてや極秘部隊ですから。ミーナ中佐や坂本少佐の心配も尤もだと思います」 サーシャは何を聞かれても必要なことしか語らず、自己の評価を他人に任せきりな俺を思い苦笑する。 言葉で語らず、行動で語る人間なのだ。男らしいと言えば男らしいのだろうが、それを好意的に受け取れるのかは人によるだろう。 「そうだ。久しぶりに顔でも見せてきたらどうだ? 今日は隊での訓練もない。少し話すくらいの時間はあるだろう」 「よろしいのですか?」 「よろしいも何も、ただ知り合いに会いに行くだけだ。我々に止める権利などありはせんよ」 「そうね。こんなご時世だもの。会える時に、話せる時には会っておくものよ」 二人の好意と裏にある思惑を感じながらも、久しぶりの再会に思いを馳せ、サーシャはソファから立ち上がった。 「じゃあ、お言葉に甘えさせて頂きます」 「強化外骨格部隊は外の倉庫を使っている。隊舎を出て直ぐのところだ」 「分かりました。では、失礼します」 見惚れてしまうほど綺麗な礼をすると、応接室を出て行く。 その背中を見送り、ふうと大きく溜息を吐き出す。 「俺少尉に関しては、私達の杞憂だったようね」 「そうだな。もっとも、先日の戦闘でそれは分かっていたようなものだがな」 秘密主義を俺と部隊に、あらぬ誤解と疑念を抱いていた二人であったが、サーシャの言葉を聴いて、或いは先日の戦闘によってそれも解消さえれたようだ。 事実として、俺は命を危険に晒して状況に相対し、バルクホルンの命を救う一助となった。 まして、同じウィッチであるサーシャが、あれほどまでに信頼しているのである。 何がしか複雑な問題を抱えているとしても、少なくともウィッチや隊にとって不利益や不義理な行動を働くような人物ではないようだ。 「まあ、私は悪い人間ではないとは思っていたがな! はっはっは!」 「もう、よく言うわ。最初はあれだけ疑っていたのに」 「いやぁ、それはだなぁ」 今までの真剣な空気を払拭する為か、大きく笑う美緒であったが、ミーナの指摘にしどろもどろの返答を返す。 参ったな、と頭を欠く彼女に、口元を隠しながらミーナは上品に笑った。 ふと、窓の外に目を向ける。 外は眩しいほどの快晴だ。日差しは強いが、気候は穏やかだ。再会の喜びを分かち合うにはもってこいの天気である。 これなら、サーシャと俺は、さぞ穏やかな時間を過ごすことになるだろう。 差し当たって、ミーナの出来ることと言えば―――― (飛行訓練の許可、出してあげることかしら?) 基地内倉庫 今日も今日とて、それぞれの研究に命を削るような気迫で望む開発班。 そんな彼らを尻目に、俺は出口付近に備え付けられた机と椅子に座り、いくつかの本や報告書に目を向けていた。 それは部隊の事務仕事に関係するものではない。そもそも、そんな仕事は午前中で終わってしまっている。 彼が読んでいるのはウィッチの教本や数々の戦線で考案された戦法を詳細に記した報告書だ。 自分には才能というものがない。それが彼の持つ自己への評価である。 故に、常に自己を高めることに余念がない。 エースにありがちな、なんとかなるさという覚悟があるんだかないんだか分からないような精神状態で戦場に立つことはなかった。 そして、現在も教本や戦闘報告書から、ネウロイの類型に合わせた有効な戦法を模索していた。 それは現状の己に対して、限界を感じているからに他ならない。 理由は定かではないが、少なくとも自身の性能が限界値まで高められているのは間違いないと考えている。 (かつての俺ならば、限界などという言葉を使うことすら許さなかっただろうな) 年を重ねたからか、或いは別の理由か、心の中で一人ごちた。 だが、嘆いてばかりもいられない。これからも戦いは続いていくのだ。 それを分かっているからこそ、努力を怠らない。 性能で届かぬのならば戦法で、戦法でも駄目ならば戦術で、戦術ですら意味をなさぬのなら戦略で。 可能性は無限に存在する。己の性能を正確に把握し、状況を把握し、様々な手を使って敵を討つ。 今までも続けてきたことである。何のことはない。 差し当たり、ネウロイに対して有効な戦法を獲得し、強化外骨格のスペックを向上ないし新たな兵装を―――― 「…………ん?」 珍しいノックの音に、目を通していたオラーシャ軍用の教本から目を離す。 そもそも、隊の人間はこの倉庫に近寄らない。部隊の秘匿性を慮って、もしくは俺の恫喝じみた言葉によって。 尤も、こんな場所に来た所で喜ぶのは極一部の人間だけである。年頃の少女達がこぞって集まる理由はないだろう。 となれば、急な召集命令か、部隊内で何らかの連絡事項が発生したのか。ともあれ、仕事に関連してのことは間違いあるまい。 やれやれ、タイミングの悪いことだ、と呟き、扉の前に立つ。 念の為、倉庫内部が見られないように、簡易更衣室のような形で設置された黒いカーテンを引いておく。 「すまない。待たせ――――」 扉を半ばまで開いた瞬間、ガツンと何かにぶつかる音がした。 間の悪いことに、ノックの主は俺のゆったりとした行動に痺れを切らしてもう一度ノックをしようとした所、扉が開いたようだ。 「…………大丈夫か? すま――――んん?」 額を押さえて蹲っている少女の後頭部を眺め、謝罪も半端に首を傾げる。 はて、こんな金髪の少女は居ただろうか? クロステルマンやハルトマンとも服装や髪型が違う。かといって、彼女以外に金髪を持つウィッチはいない筈。 「お、お久しぶりです、俺さん」 「ああ? ポルクイーシキン? お前、何でこんな所に……」 涙目になりながら額を押さえ、痛みに耐えてサーシャが笑顔と共に挨拶をした。 俺は珍しく、苦笑や皮肉げな笑み以外の呆然とした表情を貼り付け、挨拶すら返さずにかつての戦友の顔を眺める。 完全に不意を撃たれた。そういった様子は口にせずとも伝わってきた。 ついでに言えば、先程まで読んでいた教本を作り上げた人物であるというのも、彼の忘我に拍車をかけている。 「………………氷嚢でも持ってこようか?」 「………………是非、お願いします」 再会の言葉にしては、何ともとんちんかんな受け答えであった。 基地内テラス 二人は、俺がよく煙草を吸いに来るテラスに移動していた。 あんな堅苦しさ全開の倉庫では、リラックスできないだろうという俺の配慮である。 「待たせたな。こんなことなら、来客の準備でもしておくべきだった」 「いえ、そんな。此方の方こそ、連絡もなしに押しかけてしまって」 「気にするな。何分、オレ達の行方を追うのは不可能に近い」 ストライクウィッチーズの面々に見せる表情とは、また違った気さくさを見せ、穏やかな無表情を見せる。 何とも矛盾したような表情を見せている限り、どうやら俺もそれなりに再会の喜びというものを感じているようだ。 「しかし、締まらんな。以前、別れ際にもう二度と会うこともないだろうなどと格好つけてしまって、これではね」 「いいことだと思います。私は嬉しいです」 そうだな、と短く返事をし、用意していたティーポットとカップを机の上に置く。無論、彼の私物などではなく厨房から拝借してきたものである。 十分に蒸らした紅茶を最後の一滴までカップに注ぎ、サーシャの前に置いた。一人分しか持ってこないところを見る限り、彼は飲まないつもりはないようだ。 更に砂糖の入った瓶とジャムを乗せた小皿を置く。オラーシャではジャムを舐めながら、紅茶を飲む習慣がある。それを配慮してのことだろう。 見た目は無骨な軍人だが、こういった心配りは執事のそれである。 そんな見た目と中身のギャップに、サーシャは感謝と同時に感心せざるを得ない。 尤も、共に戦ってきた時からそんな感じだったので、寧ろ変わらずにいる俺に対する喜びの方が強いのかもしれない。 「お茶請けを用意できなくてすまんな。できれば、チョコかクッキーでもあればよかったのだがね」 「……前々から思っていたんですけど、俺さんの中で私はそんなに食いしん坊な印象なんですか?」 「ふむ。食いしん坊というよりかは、甘味に目がないといった感じだな。間違ってはいないだろう?」 むう、といった感じに押し黙るサーシャ。普段の彼女からは考えられない可愛らしい表情である。 確かに甘いものは好きだが、目がない訳ではない……筈なのだが、クッキーを出されていたら、目を輝かせていたであろう自分を安易に想像できて、否定は出来なかった。 そんな内心を察して椅子に座りながらくつくつ笑う彼の姿に、サーシャは自分の頬が赤く染まっていくのを感じた。 煙草、いいか? と聞く俺に快く応じる。 煙草の匂いも煙も好きではないが、そこを汲んでわざわざ風下を選んで座った彼の数少ない楽しみを奪うのも気が引けた。 「それで、皆元気でやっているか?」 「ええ、相変わらずラル中佐は仕事を丸投げしてきますし、ロスマン曹長とクルピンスキー大尉は仲良く喧嘩しています。 下原さんは可愛いものに抱きついてますし、ニパさんと菅野少尉は――――頭痛の種ですね」 「本当に変わらんなぁ。元気なのはいいことだが、成長というものが見られん。特に最後の二人……」 「オレさんに出会って、色々と思うところがあったらしくて、以前よりはマシになったんですが……」 闘争心剥き出しのサムライガールと不運がストライカーユニットで空を飛んでいるような少女の二人を思い浮かべ、苦笑を禁じえない。 その二人にヴァルトルート・クルピンスキーを加えたトリオは、そのストライカーユニットの全損率からブレイクウィッチーズなどという不名誉な渾名をつけられている。 彼女は何事も抱え込む人間である。更に生真面目な性格が災いして、目上の人間に対して愚痴を溢すのも気が引けた。 その点を鑑みれば、階級が下とは言え年上である俺にこうして愚痴を溢すのは珍しい。 「僕さんもジョゼさんも、相変わらずですね」 「何だ。あいつら、まだくっついてなかったのか」 「ええ。見てるこっちがやきもきするくらいです」 はあ、と大きく溜息を吐く二人。 僕というのは、第502統合戦闘航空団の隊員であり、珍しい男のウィッチである。 二人の言葉から察するに、同隊員であるジョーゼット・ルマールはそういう関係に極めて近い付き合いにあるようだ。 「あの馬鹿弟子め」 そして、俺とはただの戦友ではなく、師弟の関係でもあるようだった。 だが、僕が一体どんなウィッチなのか、どんな固有魔法を持っているのか、それを語るべきは別の話である。 馬鹿弟子と語る表情は嬉しげで、それほど親しくない人間には決して見せない表情をしている。 僕を罵るような言葉も、決して馬鹿にしている訳ではなく、愛弟子に向ける愛情が隠れしているように思えた。 それを皮切りに、サーシャはどんどんプライベートな話を展開していった。 俺は元来聞き上手な上、相手に話させることに長けているのか、愚痴とは違った話も引き出していく。 重要な話から意味のない馬鹿馬鹿しい話まで。そうやって話を続ける二人は、誰がどう見ても仲の良い兄妹にしか見えなかった。 「あー、随分話したな。時間の方は大丈夫か?」 「ッ!? いけない、もうそろそろ出発しないと!」 「そうか。輸送機で来たのだろう? 見送りくらいはしよう」 俺はそう言って立ち上がる。ティーセットの後片付けは、後回しでも大丈夫だろう。 「……どうかしたのか?」 自分だけ立ち上がり、座ったままのサーシャを見下ろす形になり、不思議そうに話しかける。 何か戸惑うように口ごもる彼女の様子は、愚痴を聞いていた俺であっても始めてみる姿であった。 やがて、何かを堪えるような顔をして、口を開く。 「一つだけ答えてください」 「答えられることであれば」 「…………俺さんの考えは、まだ変わっていませんか?」 「無論だ。それこそが、オレの選んだ道だからな」 彼女が一体何について聞いたのかは定かでない。 だがその問い掛けに、俺は何の迷いもなく即答した。 今までのような冗談交じりの言葉ではない。 炎のように熱く、氷のように冷徹な、断固たる意志を以って彼女の問いに答えた。 迷いのない意志に、彼女は安堵の表情よりも悲しげな――泣き笑いのような顔をする。 何となく……いや、初めから分かっていたのだ。どんな言葉が返ってくるかなど。 彼は一度そうと決めれば、それが正しいと信じれば、それこそ冷酷なまでの意志を以って己を貫く男だと。 「だったら、もう一つお願いがあります。これは、私だけではなく第502統合戦闘航空団全員の言葉だと思ってください」 「……そうか。戦友の願いだ、無碍にはできん。だが、確約するかは内容によるな」 「そんなに難しいことじゃありません。ただ、貴方の戦いが終わった後に、私達の所へ来て欲しいんです」 「確約しかねる。そもそもオレの戦いが終わる前に、502が解散している可能性もある。そうなった場合、君達全員が集まるのを待っていられない」 「そうですか。……なら、全てが終わった後、思い出してみてください」 「――君達のことを? それとも、人として当然の義務を?」 「いいえ。これまで歩んできた、貴方自身の人生を――」 彼女は真っ直ぐと俺の目を見据え、謳うように告げる。 オレ自身の人生ね、と呟く俺。 今この瞬間において、彼女の言葉はその程度なら直接会いに行くよりかは簡単だな、程度の認識しか今の彼にはない。 「了解した。その程度ならば何とかなりそうだ」 「約束ですよ? それだけは、必ず守ってください」 「ああ。――――ところで……」 「――はい?」 「今の、誰が考えた? どう考えたところで君の台詞ではないな」 分かりますか、と乾いた笑みを洩らすサーシャ。 長い付き合いでこそないが、共に死線を潜り抜けた仲である。人柄くらいは把握している。 彼女が言葉で伝えるのはもっと感情に任せたものだ。殊更、仲間に対しては。 そう考えると、今の彼女の台詞は、どこか芝居がかっているような気がした。実際、それは的を射ていたようだ。 「クルピンスキー大尉とロスマン曹長です。誰かが俺さんに出会ったら、必ず伝えようと」 「成程。あの馬鹿女とロスマンの台詞なら納得だ」 脳裏に浮かぶ、自分よりも背の高い、女好きの享楽主義者の彼女と逆に子供のように背の低い新人教育係の二人を思い出す。 一番日常的に苛立たされて、迷惑をかけられた女であったが――一番世話になったのも彼女である。 そして、俺自身のことを思い、大いに怒り、大いに悲しんだ教育係の涙もまた、俺の心を打った。 ならば彼女達の言葉くらい、素直に聞いておかねば義理に欠くだろう。 「二人に伝えてくれ。必ず思い出す。オレ自身に誓ってな」 「はい。私も信じています」 ニッコリと微笑むサーシャに、俺もまた薄く笑った。 そして、二人はまた他愛のない会話をしながら、テラスを後にする。 彼の戦いが終わり、全てが終わった時に、俺は誓い通り二人の言葉を思い出すだろう。 そして恐らく、その言葉こそが―――― 後に残ったのは、優しく降り注ぐ陽光と、遠くから聞こえる俺とサーシャの楽しげな笑い声だけであった。
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ストライクウィッチーズ 第413統合戦闘航空団より 302 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 22 02 54 ID eVfzUOjQ / / ,. / レノ! !ヽ、 、'、', /, i /|/ ノ'!! 从 i ,丶ヽ} i/i , | / ト-‐'' ヾヘト‐-トヘ!ヘ. ', レ'゙|i'v ‐--' `--‐ ´i ヘト' 、.ゝ'、 、 ,κ了 貴様らには常識がないな。まったく・・・ フ'./ヽ.、 rっ , l」';.ヘ __|__,L-r(i`' -‐´ i)` 、⊥.L..、 _/` 'ー┤ ',\ ノ r 、|ー‐'r \__ .「,_ '、 i ', ,X∠,w' | .,' '´ '、 / .Vr'レvト,シ楽く-γヽト‐、 丶 ./ //. ´/ハ', 厂丶、 \ , ' / 八. i ||゚|| i ./ 丶、 ヽ、丶 '<. ヽ ! || !| i. ,' /" 丿 丶 ┤ ', l_l |゚|i_i ; l '/ 丶 ゝ ; .| ! ,′ ,/ ノ | ゙ ` .、 .ノ |゚| .{ iゝ、 / 丶 /´` 、 /o.~) ! ! ( ̄o'; / ,ゝ、 / 丶'7 l |__r-.,/ ! | ';r''ヘ,___iイ | (、、、h‐-/ / !‐l ヘ ';-‐ト,ノソ ``´ |. ゝ'、 '; .| /人\. '; | / !! .|\\ '、 303 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 22 03 56 ID 89ZbfHlg 302 ズボンをつかみながら言っても説得力がありませんわ 304 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 22 04 28 ID dbtrHMJS シャーリー「姉貴。この書類の書き方教えてくれよ」 305 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 22 09 37 ID dbRGrW9x 304 __ , <  ̄ `>、 / i ヽ ヽ、 / ;! /l ; \ ヽ // / / ;ハ / Vト、i ヘ ハ 残念ながら女同士で婚姻届は受理されない ,イ/ / / / ,Y- ハ ヽl ヘ l 不本意かもしれんが、養子縁組で私の妹という事で我慢しろ. // / イ // l i ! l! .V '; ! jイ ;イ ;∠ィ-―- vヘ |-t―ト、 V. l / l / ,イチム V!ィ升へ V v-、). ´ l 人! 弋_ン `弋_ク V.,イ/ レ ハ , /_ノ '´ rニヘ、 _ _ / _二7 / ;> ィ´l_ハ ヽ. / 7 /`!ー .<ト、 ! ヘ l l/ lノ ,V ヽ、 l l l; ィ/ lヘ _ ノ/ _ .へ!、 l_ r‐(二イ レ^ く_ //// ト、_ コ-、 / l i / ヽ! / Li/ l / l 562 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 01 16 46 ID t/Qb0fAQ ルッキーニ「探し物は何ですか 見つけにくいものですか 脱衣所の中も 食堂の中も 探したけれど見つからないのに まだまだ探す気ですか じゃああたしと追いかけっこしませんか ペリーヌのズボン ペリーヌのズボン 取り返したいと思いませんか ウジュッジュー ウジュッジュー」 567 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 01 23 25 ID M7RG0Udv 562 ルッキーニ「探すのをやめたとき エイラに見つかることもよくある話で 使いましょうエイラのズボン 下に行ってみたいと思いませんか~ ウジュッジュー ウジュッジュ- 」 シャーリー「ごぉぉらぁぁぁぁぁー」 896 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 18 07 24 ID kojRqc2W __ , <  ̄ `>、 / i ヽ ヽ、 / ;! /l ; \ ヽ // / / ;ハ / Vト、i ヘ ハ 無口…クールはいいものだ ,イ/ / / / ,Y- ハ ヽl ヘ l 宮藤も熱血キャラはやめてクールにだな…. // / イ // l i ! l! .V '; ! jイ ;イ ;∠ィ-―- vヘ |-t―ト、 V. l / l / ,イチム V!ィ升へ V v-、). ´ l 人! 弋_ン `弋_ク V.,イ/ レ ハ , /_ノ '´ rニヘ、 _ _ / _二7 / ;> ィ´l_ハ ヽ. / 7 /`!ー .<ト、 ! ヘ l l/ lノ ,V ヽ、 l l l; ィ/ lヘ _ ノ/ _ .へ!、 l_ r‐(二イ レ^ く_ //// ト、_ コ-、 / l i / ヽ! / Li/ l / l 897 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 18 10 26 ID HFlJ3BrK |ト、 .-y=====┐.. イ! || ' . / ヽ. `く || |レ'. . ノ  ̄ ̄ ̄ \ . ヽ!! /_/ ∞ \ ', [___________] 896 l. / . . .,'. . .. l/‐-/ l. / -',. . . . , 何言ってるんですか。私はいつもクールですよ? V. . ‐l . . ちホ /ちホV. . .', だからおっぱい揉ませてください ,. '. . .{ |. ./{ ト-j ト‐j l∧. .'、. ∠イ',八__|/_ `´ `´ ハ.∧. .\ )ハ \ 'ー=-' ノ  ̄ Vl 〕 r≦ ,x ヽ `x / \ヽ \___} //ヽ 898 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 18 12 24 ID 4besFGew 897 ___ , . ‐  ̄ .`丶 / ./ l .ヽ .ヽ ヽ. / ./ l |l. .ハ ハヾ__ _ヽ 〃 ./|l |. ハ ハ ハヾー-- ハ ハ . .リ⊥  ̄/イ´ ̄` }ニ彡ノ ヽ わっはっはっは!何を言っているんだ!. {! L ハ 〃Y r===、 Yr‐ 、 . .ハ 今の時代は熱血だ!燃えた者が勝つる! }〃丿, 〃.ぇ } } . .l 燃え上が~れ!燃え上が~れ!燃え上が~れ宮藤~! ├‐' r-―┐ ! __,ノ! l ヽ ∨ ノ ィク_ |ト. l >、 ー , ... |⌒ヽ. |!ヘ . l `¨T _,.ィ゙! l! V | 「V´ ,⊥-==ー戈{ /゙゙fニニア゙イ」 -‐ 彡'゙¨ ̄ / ハ. / / ヾノrぅ ´ 〃 ー---ハ r'゙〃 / 〈  ̄¨''ー--} ストライクウィッチーズ 第414統合戦闘航空団より 55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 21 21 25 ID SdRP8+jH トゥルーデお姉ちゃんが二期の正ヒロインに決まったと聞いて 病院から飛んできました 56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 21 22 06 ID QrgjwJ7g クリス無理するなよ・・・ 58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 21 23 22 ID M7RG0Udv 55 トゥルーデ「落ち着けクリス、それよりズボンを穿かんかぁぁ!!」 431 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/11(水) 01 32 58 ID lbAoAWsH |┃三 |ト、 .-y=====┐.. イ! |┃ || ' . / ヽ. `く || |┃ |レ'. . ノ  ̄ ̄ ̄ \ . ヽ!! |┃ /_/ ∞ \ ', ガラッ.|┃ [___________] 今日はミーナ隊長の |┃ l. / . . .,'. . .. l/‐-/ l. / -',. . . . , おっぱいの話がない! |┃三 V. . ‐l . . ちホ /ちホV. . .', |┃ ,. '. . .{ |. ./{ ト-j ト‐j l∧. .'、 |┃三. ∠イ',八__|/_ `´ `´ ハ.∧. .\ |┃ )ハ \ 'ー=-' ノ  ̄ |┃三 Vl 〕 r≦ |┃ ,x ヽ `x |┃ / \ヽ \___} //ヽ 432 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/11(水) 01 34 09 ID Dz1FdrS4 隊長のおっぱいは見て安心できる重量感 いっぱい!ってほどじゃないけど、あるねっ!って感じの安心感のある乳 470 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/11(水) 04 22 57 ID rN1Cw1WO 芳佳・エイラ・ルッキーニ 「♪今日は中佐の誕生日で 乳が揉めるぞ~ 乳が揉める揉めるぞ~ 乳が揉めるぞ~ という訳で揉ませてください、中佐。 567 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/11(水) 13 12 01 ID U0Y5ZHL8 __ , <  ̄ `>、 / i ヽ ヽ、 / ;! /l ; \ ヽ // / / ;ハ / Vト、i ヘ ハ ,イ/ / / / ,Y- ハ ヽl ヘ l. // / イ // l i ! l! .V '; ! jイ ;イ ;∠ィ-―- vヘ |-t―ト、 V. l / l / ,イチム V!ィ升へ V v-、) 私はバニーの格好. ´ l 人! 弋_ン ' 弋_ク V.,イ/ そして宮藤に狼の格好をさせれば レ ハ , /_ノ '´ 宮藤に襲われる構図が出来上がる(性的な意味で) rニヘ、 ,____., / _二9 / ;> `ーi!′ ィ´l_ハ ヽ. / 9 /`!ー .<ト、 ! ヘ l l/ lノ ,V ヽ、 l l l; ィ/ lヘ _ ノ/ _ .へ!、 l_ r‐(二イ レ^ く_ //// ト、_ コ-、 / l i / ヽ! / Li/ l / l 581 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/11(水) 13 31 04 ID AfFSXn9C 「お前も妹だからな お前の乳は私のもの 私の乳は私のものだ シャーリー」 642 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/11(水) 17 10 35 ID b5/vcz+J エイラに告白されてなんだかよくわかんなくなってギクシャクしちゃうサーニャかわいい エイラもふられたと思って自暴自棄になってネウロイにやられそうになったときにサーニャが盾になって墜落 エイラが駆けつけるとサーニャがショックで心臓が止まってて エイラ涙ボロボロ流しながら人工呼吸 心臓マッサージ 必死の救命措置のかいあってサーニャ蘇生 サーニャに抱きついてわんわん泣くエイラ ネウロイは増援のウィッチが倒してみんなで帰還 その日1日サーニャにつきっきりのエイラだったが 今さらサーニャに人工呼吸したのを思い出して真っ赤に サーニャもエイラに本当にあいされているのをわかって告白OK 648 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/11(水) 17 20 55 ID IU1WFm5Q エイラ「サ、サーニャ!スススススキナンダナ!!」サーニャ「私もエイラの事好きだよ・・・」エイラ「!!!!!サーry」宮藤「じゃあじゃあ!サーニャちゃん私のことはー?」サーニャ「芳佳ちゃんも大好き・・・」宮藤「えへへ~照れるな~///」エイラ「ミ!!ヤ!!フ!!ジーーー!!」 | /\ | / イ | |/ __、ヾ |i / / ,,イ| /イf´ トミXハ ノ/_,,≦、、.| / ヾ弋C ノ ヾ|/! ´,f´ ハY´ ` ̄... .. 弋C ノ |! /|// , /|/丶´ '' 652 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/11(水) 17 30 43 ID yrJrXbL4 宮藤におっぱ揉まれて股間がネットリビショビショップなリーネとか 夜中にハルカに乳首弄られて指2本挿れられて獣のような声を出す智子とか 皆が寝静まってサーニャも出て行った後部屋で2人ああんなミーナ隊長と坂本少佐とか 色々あるネー 654 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/11(水) 17 33 13 ID n0CMbUtK / / ,. / レノ! !ヽ、 、'、', /, i /|/ ノ'!! 从 i ,丶ヽ} i/i , | / ト-‐'' ヾヘト‐-トヘ!ヘ. ', レ'゙|i'v ‐--' `--‐ ´i ヘト' 、.ゝ'、 、 u ,κ了 ミーナにケーキのひとつでも買おうかと思ったらポケットに1銭もないな フ'./ヽ.、 rっ , l」';.ヘ 景気が悪くてケーキも買えなかったとでも言っておくか __|__,L-r(i`' -‐´ i)` 、⊥.L..、 あぁちょっとばっかりねんどろ宮藤買いすぎたかな・・・・ _/` 'ー┤ ',\ ノ r 、|ー‐'r \__ .「,_ '、 i ', ,X∠,w' | .,' '´ '、 / .Vr'レvト,シ楽く-γヽト‐、 丶 ./ //. ´/ハ', 厂丶、 \ , ' / 八. i ||゚|| i ./ 丶、 ヽ、丶 '<. ヽ ! || !| i. ,' /" 丿 丶 ┤ ', l_l |゚|i_i ; l '/ 丶 ゝ ; .| ! ,′ ,/ ノ | ゙ ` .、 .ノ |゚| .{ iゝ、 / 丶 /´` 、 /o.~) ! ! ( ̄o'; / ,ゝ、 / 丶'7 l |__r-.,/ ! | ';r''ヘ,___iイ | (、、、h‐-/ / !‐l ヘ ';-‐ト,ノソ `` ´ |. ゝ'、 '; ; .| /人\. '; ; , ; | / !! .|\\ '、
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1438.html
~輸送機内~ 『親愛なるシスコン変態馬鹿兄貴殿へ 501JFWへ転属になったと聞いたが何かの間違いだと確信している。だが念のためおめでとうを言っておこう。 ところで、501にはあの堅物シスコンのバルクホルンがいる。 『私と兄上が結婚すれば、生意気なのと病弱なのと、もとからいるクリス含めて三人の妹ができるワケだな』 などと不埒な画策を巡らしている可能性があるので十分注意されたし。 変態シスコン馬鹿兄貴には分からないかもしれないが、既にアイツは近くまで来ている。そうだな、ベルリンとゼーロウ高地ぐらいの距離だな。 まあ、兄貴は馬鹿シスコン変態だから大丈夫だとは思うが… 追伸 三将軍が兄貴に宜しくと言っていたぞ。何でも兄貴が送った改良型陸戦ストライカーの調子がいいらしい。 暇があったら是非遊びに来てくれ。私の所へ、ではないぞ?三将軍の所へだからな。 アフリカのヒトデ こと ハンナ=ユスティーナ=マルセイユ より』 ウルスラ「ふふっ、ハンナ大尉も素直じゃないですね」 俺「だあれが遊びにいくもんかあんな所」 ウルスラ「前回は大変でしたもんね兄様。大尉が飼っている牛に追いかけられたり、ヴァルター液が漏れて服が融けたり、砂嵐でジェットエンジンがストールしたり…」 俺「その前は到着直後にネウロイの大攻勢、さらにその前はハンナのストライカー故障による緊急呼出。三将軍には悪いけどもう二度と行きたくないな。」 ウルスラ「でも、兄様は何だかんだ言いつつも本気でお仕事をされますよね。流石です。 ハンナ大尉の事故の一報が入った時なんか私たちの制止を振り切って未完成のジェットストライカーで飛んでっちゃいましたし。」 俺「まあ、いくら生意気な妹とは雖も"新型ストライカーに重大な異常発生 使い魔死亡"には焦ったからね。どうにか残骸を回収できたから欠陥を特定して全部隊へ緊急情報を流せたから良かったけど、原因不明だったら洒落にならなかったよ。」 ウルスラ「やっぱり兄様は妹思いなんですね」 俺「断じてシスコンではないからね?絶対だよ? ところで、このゲルトちゃんが画策云々は一体何なんだ?」 ウルスラ「…そのままの意味ではないのですか?」 俺「いや、ゲルトちゃんが俺に好意を抱くなんて絶対ありえないでしょ。流石にハンナでもそれぐらい分かってると思うんだけど…何かの冗談か?」 ウルスラ「あの、私が言うのもアレですけど、兄様は恋愛感覚が無さすぎるというか、鈍すぎるというか…」 俺「もーウーシュまで俺のこと馬鹿にしてー。この変人で年がら年中実験しかしてないオッサンがモテるわけないでしょ。 そもそもゲルトちゃんに限らずウィッチのみんなにはもっといい男がお似合いだよ。 ウーシュちゃんだって恋愛の邪魔になるようだったら何時でも俺の助手なんか辞めてもらって構わないんだからね?」 ウルスラ「私は別に兄様と一緒にいられるなら構いませんよ。」 俺「ありがとう。そう言ってもらえると上官冥利に尽きるよ。」 ウルスラ(…………。) ~501JFW基地 ブリーフィングルーム~ ミーナ「紹介します、今日から私たちストライクウィッチーズの一員となる…」 エーリカ「にいに!!」ダキッ 非カルスラ組一同「"にいに"!?」 俺「ちょっ、いきなり肩に飛び乗るなフラウ!」 エーリカ「えーだってひっさしぶりなんだもーん甘えたっていーじゃーん」ギュギューーーーッ 俺「ヤメテクレクルシイクビガシマルガガガガガ」 バルクホルン「いい加減離れろハルトマン!兄上に迷惑だ!」 非カルスラ組一同「"兄上"!?」 ウルスラ「そうですよ姉様、このままでは兄様が窒息死してしまいます」 非カル組(ry「"姉様"!?"兄様"!?」 俺「グガガガガガソウマトウガミエルウウウウウウ」 エーリカ「しょーがないなー、これぐらいで我慢してあげるねー」カイホウ 俺「プハァ…ヴェー死ぬかと思ったぁー」 ミーナ「フラウ、お兄さんに謝りなさい」 非カル組「"お兄さん"!?」 エーリカ「ごめんねっ☆ミ」 俺「何が"ごめんねっ☆ミ"だよ… …今回は許すけど、以後気をつけろよ」 エーリカ「わーい、にいに優しいー」ダキッ 俺「だから乗るなと言っているだろうフラウ」 エーリカ「今度は手加減するから大丈夫だよー」ギュッ バルクホルン「いい加減にしろハルトマン!節操が無さすぎるぞ!」 エーリカ「トゥルーデ嫉いてるぅー」ヒューヒュー バルクホルン「べっ別にそういう意味ではない!単に兄様の迷惑になっているから…」アセアセ ヒューヒュー イイカゲンオリロハルトマン! ヤーダヨォー ギュギューッ グガガガガガ ハルトマン!! ウルスラ ミーナ「はあ…。」 宮藤「ええと、俺さんはハルトマンさんのお兄さんで、同時にバルクホルンさんのお兄さんで、あとミーナさんのお兄さんでもあって、さらにもう一人のハルトマンさんのお兄さんでもあって……?」 坂本「ミーナ、これは一体どういうことなんだ?」 ミーナ「改めて説明するわね。お兄さん…俺大佐…はハンナ・ユスティーナ・マルセイユ大尉のお兄さんなの。」 ペリーヌ「た、大佐!?」 シャーリー「へえー、あの"アフリカの星"の兄貴なのかー!」 ルッキーニ「なのかー!」 宮藤「あふりかのほしぃ?」 エイラ「知らないのかミヤフジ?」 俺「ははは、知らないほうがいいかもしれないよ。記者連中がつけた大げさな名前だからね。 見た目はともかく、実態は星じゃなくてヒトデだよアイツは。」 ミーナ「もうお兄さんったら相変わらず口が悪いんだから。 …続けるわ。俺大佐はカールスラント空軍第11教導航空団の隊長で、普段はノイエカールスラントのレヒリンという所にある研究所で技師兼テストウィッチとして働いているの。 この度、お兄さんは前線での実地試験を目的に当基地に派遣されました。色々な新兵器の開発試験を行いつつ、戦力の一員を担ってもらうことになったわ。」 俺「こんな変人で申し訳ないけど、宜しくお願いします。」 「「「「「宜しくお願いしまーす!」」」」」 ミーナ「そして、お隣のウルスラ・ハルトマン中尉―エーリカ・ハルトマン中尉の双子の妹なの―は大佐の実験助手であり、彼女もまた今回ここ501へ配属されました。」 ウルスラ「宜しくお願いします」 「「「「「宜しくお願いしま ウウウウーッ! 一同「ネウロイ!?」 FA GW 11 AT 32 NOTICE High Mobility Type ミーナ「シャーリーさんとリーネさん、宮藤さんで出撃。残りは予備兵力として基地で待機してください。」 一同「了解!」 ウルスラ「…」ショボーン 俺(高機動型なのに高度3200フィート?今までにない高高度だな…念のため"彗星"を準備しておくか…) 次へ←未投下 目次へ戻る